酒造好適米「愛山」
最近愛山で作られるお酒が出てきましたね。先日くどき上手純米大吟醸愛山を飲む機会がありましたが、口に含んだときの芳醇な旨みがあって他の酒米より後味の心地よいあまさがあって私の口には合っているような気がしました。そこで愛山のルーツを調べたのですが、昭和24年兵庫県の農業試験所が開発したもので山田錦と雄町の血を継承した酒造好適米ですが、山田錦に負けて衰退しました。その後大手の蔵の剣菱が独占的に委託生産をしこれを隠し味として使いながらこれまで維持をしてきたようです。最近「十四代がこの米を使用したことで注目され始め、この優れた酒米を絶やさないように蔵元に呼びかけ全国で使用され今では15以上の蔵で作られています。米の特性として軟質米でとても米が砕けやすく、砕米が多いと溶けがはやく味の重い酒になりやすいのですが、うまく仕上げると味わいの深いお酒になるとのことです。