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バスツアー

2015年12月17日 (木)

初めてのウイスキー蒸留所の見学

11月はじめのことですが、僕の日本酒仲間のUさんのお誘いで、ニッカウイスキーの宮城峡蒸留所を見学するバスツアーに参加しました。僕はウイスキーについては全くの素人なので、どんなバスツアーなのか、全く知らないで参加したのですが、このバスツアーはウイスキー,、特にモルトウイスキーをこよなく愛する仲間たちが企画したもので、普通のバスツアーとは違った専門性の高い異次元のツアーでした。

ウイスキーの話を日本酒ブログに書くのはどうかと思いましたが、日本酒との違いを考えてみるために取りまとめることにしました。 

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日本橋三越の前に6時40分集合で行ってみたら、TMCと楽しい仲間たちと書いてあるベンツ製のかっこいいバスが停まっていました。TMCとは東京モルツクラブのようです。 

バスの中にはトイレもあり、後ろがサロン形式になっており、ここに座ると飲み続けることになりますので、危険地帯です。僕らは中ほどに陣取りましたが、乗ったらすぐモルツで乾杯という状況でした。 

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1時過ぎに仙台の牛タンレストラン「一福」で仙台の牛タンの味を楽しみました。 

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それからニッカウイスキーの宮城峡蒸留所に向かいましたが、この蒸留所は仙台駅から西に25kmほど行った作並温泉の手前にあります。まずこの蒸留所のある地形を見てください。 

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この蒸留所は広瀬川と新川(にいかわ)の合流地点にあります。ニッカウイスキーの創始者の竹鶴正孝さんが北海道余市に最初の蒸留所をつくって約30年後、第2の蒸留所の地を求めて探してこの地を見つけたそうです。竹鶴さんが蒸留所の選定する時の信念があります。それは下記の4つのことです。 

① 冷涼な土地 ② 湿潤な気候 ③ 綺麗な空気 ④ 豊かで美味しい水 

竹鶴さんは新しい蒸留所の選定で、東京に近くて寒い場所として東北地方を探してもなかなか良いところが見つからなかったそうですが、最後にこの地を見つけました。この地は仙台より3℃~5℃寒く、冬は雪が多い場所で空気は綺麗、、新川と広瀬川の合流地点なので靄が立ち込めやすい場所、つまり湿潤な場所だったのです。この新川の清流の水でハイニッカを割って飲んで味わいを確認して、この場所を選んだと言われています。 

日本酒でも水は大切にしますが、湿潤な気候やきれいな空気が必要なのは、樽の中で何年も熟成させるからで、樽は木製ですから外気の影響を受けやすいためだと思います。 

それでは早速宮城峡蒸留所を紹介しますが、初めにこの蒸留所の理解を深めるために、ウィスキーの製造工程について説明します。 

1.製麦:
原料の大麦を水に浸して発芽させる(モルトと呼ぶ)と、デンプンを分解する酵素を生成するので、ある程度酵素が増えてから発芽を止めるために乾燥させます。その時に乾燥にピート(泥炭)を燃やした煙を使うとその煙臭がスコッチウイスキーを特徴づける香りの一つとなるようです。
 

2.仕込み
乾燥した麦芽はごみや小石を除去した後、粉砕されマッシュタンと呼ばれる容器の中で温水と混ぜられます。すると麦芽中のデンプンに酵素が作用し、デンプンが分解して糖分が温水中に溶け出す。この時の温度は63度~64度で、こうして得られた液体を麦汁といいます。
 

3.発酵
仕込みで得られた麦汁を発酵槽に送り、酵母を加えてアルコール発酵させ、7%濃度のエタノールを含むもろみ(ウオッシュ)をつくります。ウイスキー適した酵母は数百種あると言われていますが、発酵の工程は48時間~70時間で、時間が長いほど乳酸菌が多くなり酸味が強くなるそうです。この工程の後半は酵母はほとんど死滅するようですが、この時間が味を変化させるようです。
 

4.蒸留
発酵で出来たもろみをポットスチルと呼ばれている単式蒸留器に送り、スチルの下部から加熱することにより、蒸発しやすいエタノールを優先的に蒸発させ、エタノールの濃度を増やしていきます。その加熱方法には石炭やガスの直火炊きと蒸気をパイプに通して加熱する方法があります。蒸留は通常2回行われ、最初に21%まで濃縮し、2回目に70%まで濃縮するそうです。そのほか連続蒸留でもっと高濃度にする方法もあります。この蒸留によって、エタノール以外の成分をどのくらい製品に含ませるかも味を決めていく大切な部分だそうです。
 

5.熟成
蒸留により出来た無職透明な蒸留液は加水して60%ぐらいしてから樽詰めされて、貯蔵庫で貯蔵ます。この濃度にするのは、樽に含まれる高分子成分を分解するのにそのアルコール濃度が適しているからだそうです。ウイスキー樽は気温の変化により呼吸するようであり、その呼吸により樽の外へ揮発成分が抜けながら熟成が進むようです。
 

それでは蒸留所の紹介をします。 

まずは全体図を見てください。全体に森に囲われた中にあり、自然の傾斜をそのままに森林に溶け込むように設置されています。景観には大変留意されていて、電線はすべて地中埋設、建物はすべてレンガ造りですから、驚きです。この蒸留所が出来たのは昭和44年ですから結構新しいのですね。 

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入口を入るとまず左側に池があります。これは高さ520mの鎌倉山を借景にした日本庭園になっていました。池の奥には芝生が見えます。天気が良かったらもっときれいだと思います。 

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最初の大きな建物がグレーンウイスキー用のグレーン蒸留塔です。この蒸留所の特徴は余市蒸留所と違ってグレーンウイスキーを造っていることです。グレーンウイスキーは大麦の代わりに主原料をトウモロコシを使って連続蒸留器で蒸留したウイスキーのことを言います。グレーンウイスキーは味が軽いこと、生産量が大きいことから、モルトウイスキーとのブレンド用に使われるものです。

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このグレーン蒸留塔はカフェ式連続蒸留器という箱を積み上げた古いタイプの蒸留器で、24個の箱を積み上げた塔と42個の箱を積み上げた塔の2塔からできているそうですが、安全を考え、通常は非公開なので見学できませんでした。 

次に現れたのはキルン塔です。ここは発芽した麦芽を乾燥させるところですが、今は使用していないそうです。でもこの蒸留所ができてからの6年間は使用していたそうです。 

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この工程は日本産の大麦が少ないことから、現在は大量に大麦を使用するビール工場の麦芽製造部門、具体的には関連会社のアサヒビールモルト工場に委託しているそうです。 

次は乾燥した麦芽を奥の建物の地下に貯蔵されコンベア(奥の建物の縦の黒いもの)で白いサイロの上部に送られます。サイロに入った麦芽はごみや鉄分を除去した後、皮と実に分別され、皮は仕込み槽の濾材として使用され、実は適度な粒度になるように粉砕されるそうです。 手前の横に走っているラックは麦芽を仕込み槽に送るベルトコンベアです。

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粉砕された麦芽は次の仕込槽に送られます。ここが仕込槽(マッシュタン)です。直径4m高さ5.5mのステンレスタンクです。 

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 この槽で麦芽の糖化と濾過を行い糖度が13%ぐらいの麦汁を造ります。通常は2回の仕込みで1回目の仕込みで糖度5%に、2回目の仕込みで糖度13%にします。 

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次に麦汁は発酵槽に送られます。発酵槽ではニッカウイスキー独自の酵母を投入して約7%のアルコールと香気成分を含んだもろみを造りますが、日本酒の酒母の考え方に近い理屈で、最初に麦汁で酵母を増殖させたものをどんと入れるようです。その時乳酸菌も増殖しています。これによって雑菌の増殖を抑えているようです。この考えは日本酒とおなじですね。発酵過程中に酵母はアルコールにより死滅して底に沈むそうですが、これはろ過しないで、そのまま蒸留器に送るようです。 

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 今回説明をしていただいた岡島さんですが、普段は経理の仕事をしている特別の説明員の方です。

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 発酵槽を出たもろみは固形分を含んだまま次の単式蒸留器(ポットスチル)に送られて蒸留され、アルコール濃度70度まで濃縮されます。この時ポットスチルの形状によってアルコール以外の成分の混じり方が変わるそうです。ここのポットスチルは余市蒸留所と異なり、ポットスチル上部の管(ラインアーム)が上向きで、釜の形状がこぶのようなバジル型になっているので、華やかで柔らかなモルトになるそうです。 

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 ポットスチルは下記の図のように初留釜と再留釜から成り立ち、初留で3倍濃縮し(量は1/3)、再留でさらに3倍濃縮して(量は最初の1/9)70度のアルコールが取れます。このアルコールは無色透明です。加熱方法は余市の石炭炊きと違って、130度の水蒸気を使っています。また初留はもろみ中に固形分を含んでいるために、突沸を起こしやすいので、覗き窓が付いていてそれを見ながら加熱調節をするそうです。

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 ここで得られたアルコールは加水してアルコール度数を約60度にしてから樽に詰めて熟成させます。熟成中に樽の木材に含まれるいろいろな成分が熟成を進めるようですが、樽は気温の変化による呼吸をするので、1年に2~4%樽の外に揮発成分が抜けるようです。この蒸発量を天使の分け前(エンジェルズ・シェア)と呼ぶようです。これは天使に分け前を与える代わりに天使にウイスキーを育ててもらっているという意味だそうです。随分ロマンティックな呼名ですね・・・・・ 

貯蔵樽の見学はしませんでしたが、見学後試飲を兼ねたセミナーが行われましたので、それについては興味深かったところだけ紹介します。 

セミナーの説明をしていただいた三輪さんです。見学の案内をしていただいた岡島さんの同期だそうです。 

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このセミーはウイスキーの試飲をしながら進みました。 

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クリックして拡大してみてください。一番左上が余市のNewfillingでポットスチルを出たばかりにアルコール度数70%のウイスキーの元、次がシングルモルト余市12年、次がシングルモルト宮城峡12年、左下がニッカカフェグレーン、次がシングルモルトとカフェグレーンを調合したザ・ニッカです。 

Newfillingは無色透明でほとんどアルコール臭です。余市モルト12年はピートの香りが強く余韻が長い、宮城峡モルト12年はやや軽めで華やか、カフェグレーンはスーッと消えていく余韻でした。ザ・ニッカは一番バランスがいいように思えました。 

ニッカではブレンドのことを花束に例えるそうです。モルトウイスキーは薔薇、百合などメインになる花で、グレンウイスキーはかすみ草で全体をきれいな花束に仕上げたのがブレンドウイスキーだそうです。 

ウイスキーの香りについて面白いことを聞きました。ウイスキーの香りは強烈で、飲み終わった瓶に付着した香りを嗅ぐとウイスキー本来の香りがわかるそうで、ウイスキー通はに飲み終わったグラスはそばに置いてその香りを楽しむそうです。 

日本酒でやってみましたが、飲み終わったグラスにはほとんど香りは残っていません。日本酒の場合は含み香が強く、酒自身の香りは少ないのかもしれません。香水はアルコールに香料を溶かして作るようで、強い香りはアルコール濃度が高いようです。ですからウイスキーは香りが高いのですね。 

下の写真は創業者の竹鶴さんが香りを嗅いでいる姿ですが、鼻の片方で嗅いでいますね。それはウイスキーはアルコール濃度が高いので、これを強く吸うと鼻の嗅覚が麻痺するので、左右の鼻ので交互に嗅ぐことで、麻痺を抑えているそうです。なるほどね・・・・ 

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以上で宮城譲見学の紹介は終わりますが、最後にニッカの自慢のお酒を見てください。 

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竹鶴12年、17年、21年のピュアモルトウイスキーです。アマゾンで調べたら21年物で15000円程度、17年物で7500円で売っていました。でも普通のお店では売りきれていて買えないようです。

最後に皆と一緒に飲んだウイスキーの中で美味しかったものを上げておきますが、僕にはどんなものかわかりませんので、説明できませんが良いものであることは確かです。参考にしてください。 

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僕の感想ですが、ウイスキーと日本酒は造りが全く違うけど、自然を大切にしているところには共通感があるような気がしました。飲み方としては日本酒は食中酒、ウイスキーは食後酒ですね。ウイスキーは嫌いではないけど、これにはまるとお金がなくなるし、日本酒はやめられないので、結果的に飲む量が増えて体に良くない気がしました。

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2014年12月11日 (木)

伊東の魚と富士誉純米ツアーは非常に満足でした

8月の終わりのころ、11月8日に、静岡県の魚と酒を楽しむ日帰りバスツアーがあります。県と漁連がバックアップする会でカジュアルな感じではありますが、よかったらぜひぜひ〜!と山本洋子さんからFACEBOOKのメッセージが入りました。洋子さんから直々のメールに感激して、直ぐに参加します!と応えたのを思い出します。 

クラブツーリズムの伊東漁港企画協力モニターツアーに申し込んでくださいと聞いて早速申し込みましたが、八王子9時スタートで、帰りが午後7時ごろになると聞いてビビりましたが、洋子さんの推薦なので、きっと良いことがあると信じて参加しました。どんな企画だかわからないで参加したのですが、凄く割安(何とツアー代5500円)で中身の濃い楽しい会でしたので、山本洋子さんから聞いた話を織り込んでご紹介したいと思います。 

まず、疑問に思ったのはどうして八王子スタートなのか、僕のように都心住んでいる人にとっては新宿の方が良いのにと、思っていたのですが、バスに乗ってわかりました。八王子のすぐそばの高尾山から圏央道で厚木に直行できるので、時間を読みやすいからだとわかりました。東名高速だと帰りの時間が読めないのだと思います。仕方がないことですね。 

乗り込んだクラブツーリストのバスです。乗り込んだのが9時ですが、伊藤に着くのが11時半で早めの昼食とのことでしたが、30分遅れの12時ごろ到着しました。立川発のバスもあったようで、総勢80名ほどの大ツアーだったようですが、このバスは30分くらい遅れて到着したみたいです。

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着いたところは、伊東漁港の漁協食堂「波魚波(はとば)」で、元はファミレスだったようですが、そこを貸し切っての昼食でした。バスを降りたら関係者の大勢のお迎えがあり、こんなに大勢の人が関わった企画なのを初めて知りました。バスの中では誰も知らない人ばかりで、先頭で洋子さんが出迎えてくれたので、ほっとしたのを思い出します。

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お食事の前に開会の御挨拶がありました。マイクを持っている人が静岡県茶業農産課の平形裕子さんです。そして左のピンクの法被を着ている方が山本洋子さんです

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この企画はどうやって生まれたかと言いますと、静岡県の茶業農産課はお茶とお米を担当しており、酒米の誉富士を開発してから、この米を使ったお酒を広く知ってもらおうと頑張っています。そこで平方さんは伊東の漁協とのコラボを提案して誉富士のお酒を飲んでもらう企画が出来たそうです。山本さんにはクラブツーリズムとの連携ができた後、相談があって具体的な日本酒の企画を進めたそうです。 

流石、漁協の昼飯ですね。素晴らしいお刺身がずらりと並んだランチで、これにウエルカムドリンクが1杯ついていました。飲んだお酒はどの銘柄であるかを当てるクイズになっていました。これは洋子さんの発案なのでしょう。

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洋子さんがこの食堂で打ち合わせをしたら、お魚は美味しいけど、その他は期待外れだったので、静岡県の特産をかき集めことにしたそうです。そこから裕子さんがあちこちに掛け合って集まったのが、塩谷吉榮さんが育てた最高のワサビ「いらか」や原木椎茸です。ワサビをすり下ろすのだって、大変な作業ですが、裕子さんの職場の上司たちが「ワサビすりおろし隊」を作って参加したそうです。そのほか大勢のボランティアさんがいてやっていたそうです。ですから、この人たちの費用を入れたら5500円ではとても出来ません。 

この後魚市場でウオイチBARの企画があるのですが。その準備の時間があるので、その前に近くにある東海館を見学しました。東海館は昭和4年に稲葉安太郎によって伊東温泉旅館として創業したものです。その頃は低層の建物が多く、素晴らしい眺めの温泉旅館として栄えたそうです。その後平成9年に幕を閉じて、平成13年に新たな観光名所として生まれ変わったそうです。 

東海館の表玄関の写真です。

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裏を流れる松川の方からみた東海館で屋根の尖った望楼がある方の建物です。手前の丸い屋根の望楼のある方はケイズハウス伊東温泉の建物です何かつながっているように見えますが別棟です

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中は3階建で色々な部屋があり、しかも各部屋には伊東市にかかわる色々な展示がされているので、じっくり見ると2時間は必要なところですが、その日は時間がなく30分の見学でしたので、別の機会にじっくり見てみようと思いました。 

その後魚市場に向かいました。普段はセリが行われる魚市場を特別に開放して、漁港の雰囲気を感じながら、日本酒を飲むことが企画されていました。でもここでどうやって飲むのでしょかちょっと不安でした。

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漁協の人と思われる方が、自らサザエの壺焼き、いかの口、生椎茸の炭火焼をその場で焼いていただきました。 

これが静岡産の原木生椎茸です。

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いかの口ですが、これはお酒のぴったりのおつまみですね

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サザエの壺焼きもお見せしましょう

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てください。この焼き物だけでも7-8人が関わっています。さすが、漁協組合の力の入れようがわかります。伊東の漁協は後のおつまみに出るサバ男くんトマトソースはFish-1グランプりで準優勝するなど、頑張っている漁協だそうです。 

日本酒はどこで飲むのでしょうか。ちゃんと静岡県の3つの蔵がブースを作ってお酒を飲むことができました。下の写真は洋子さんがお酒の説明をしているところです。静岡県のお酒の名前がずらりと並んだ垂れ幕が見えます。さすが静岡県の酒造組合の理事長のブース(正雪)だけに気を配っていますね。

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今回ブースを出したのは、「正雪」。「富士錦」「白隠正宗」の3蔵でしたが、いずれの蔵も社長直々のお出ましでした。これは山本洋子さんのお力だと思います。それとも洋子さんの魅力に負けたのかな。幸いこの3蔵とも僕が知っている方でしたので、ツーショットを撮らしていただきました。 

静岡県酒造組合の会長で正雪の社長の望月正隆さん

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静岡県酒造組合の副会長で、富士錦の社長の清真一さん

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白隠正宗の社長兼杜氏の高嶋一孝さんです

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しかも最後に金目鯛の釣り船が取れたばかりの金目鯛を陸揚げしたのです。凄いことをやるものですね。金目鯛はあとで刺身となって出てきましたのでちょっとお見せしましょう。

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ピッカピッカで上手そうでしょう。金目鯛の刺身はめったに食べれないですから

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そこから歩いて波魚場に戻って、誉富士のセミナーと利き酒クイズが始まりました。 

誉富士は静岡県の農林技術研究所が山田錦の耐倒伏性の改良を目指して放射線処理と系統選抜により生まれたお米です。お米の背丈が低く、蛋白含有量が少なく、心白が大きいので高精米が可能な吟醸酒用のお米として、平成17年より栽培が開始された新しいお米です。現在では24の蔵で醸造が行われているそうです 

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この時のおつまみです。サバ男くんメンチ、サバ男くんトマトソース(パスタ)、ちんちん揚げ、マグロと青辛子のたたき、イカの塩辛、のはずですが、正確にはわかりません

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おつまみの上に6種類のグラスが並んでいますが、下記の6種類のお酒が出され、ランチの時に出されたお酒はどれであるかを当てるクイズでした。僕は見事に外してしまいました。恥ずかしいことです・・・・・・ 

飲んだお酒はすべてお米は誉富士の6種類でした。左から正雪(辛口純米酒)、開運(純米吟醸酒)、八百萬(山廃純米酒)、白隠正宗(純米酒)、富士錦(特別純米酒)、雅龍梅(純米吟醸酒)

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あっという間の飲み会で、4時にお開きとなり、その後近くのお土産屋によって八王子に着いたのが丁度7時で、時間どおりのツアーとなりました。でもちょっと疲れたな・・・ 

これだけの内容の企画するのは容易なことではないし、静岡県の茶業農産課の皆さん、特に平形裕子さんと伊東の漁協のに皆さまのお力沿いがなければ、絶対にできないことだし、山本洋子さんがいないと日本酒の企画は難しいと思いました。皆さんありがとうございました。これで5500円とは破格の値段ですね。

このようなことを毎年するのは難しいかもしれませんが、是非毎年実施してもらいたいです。僕の希望を言わせてもらえば、ツアーとしては9時新宿発で午後6時着を考えてもらいたいと思います。そのためには伊東より便の良い沼津当たりなら可能ではないかな。本当は焼津が良いけど、ちょっと遠いですよね。新しい企画を期待しています。

最後にお誘いいただいた山本さんにお礼を言わせてもらいます。恥ずかしながら、最後に彼女とのツーショットをお見せします。いつ見ても山本さんはチャーミングですね。僕はもっと帽子をうまくかぶらないといけませんね。

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