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地酒酒店

2011年12月19日 (月)

うえも酒店が開店しました。

12月17日の土曜日にうえも酒店が練馬区春日町に開店しましたので、さっそくお酒を買いに出かけてきましたので、その様子をお知らせしたいと思います。

もともと練馬区の高松にあった酒泉たつなみがオーナー社長から突然閉店の指令が出たのが7月の初めでしたが、お店を閉めたのが8月の末でした。店長の上田さんはその時を持って酒泉たつなみを退社し、自分でお店を持つべく努力されて、ついに新しいお店の「うえも酒店」を誕生させたのです。大変なご苦労だったと思います。

お店の場所は練馬区春日町2-9-6(電話03-3999-7007)で環状8号線のトンネルの上の側道に面したところにあり、大江戸線の春日町からは徒歩5分、有楽町線の平和台からは徒歩10分のところにあります。酒泉たつなみよりは便利なところにありますね。

それではお店の場所を地図で示しましょう。

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環状八号線の側道を春日町から平和台方目に進んでいくと、博多ラーメンの福ちゃんがある春日ペガサスのビルのある交差点を通り過ぎて、次のT字路の先にお店が見えます。

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これがお店の外観です。3階建てのビルに1階のカラフルなお店です。とても明るい感じです。

お店の前の側道の道幅が狭いところなので、側道に駐車すると大きなトラックの通行には邪魔になりそうで、店の前には駐車できません。写真ように2台の車の駐車スペースはありますが、1台は上田さんの車なので、なかなかここに停めることはできますが、満杯の可能性はあります。

でもお店の手前のT字路の手前の側道はちょっと幅が広いので、その側道の右側に停めることができそうですので、ここを利用するといいですよ。でも駐車違反には気を付けたほうがいいです。

この場所はARCサイクルショップというバイクの専門店があったところです。その写真がグーグルで見けましたので、参考に載せておきます。昔はバイク専門店が並んでいたところですが、今ではすっかり変わっています。

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ちょっと角度は違いますが、同じお店であることが分かるでしょう。写真が鮮明でないのでごめんなさい。

それではお店のなかを紹介しましょう。

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お店の入口の写真です。なかなか趣のある看板が目につきます。上田店長がお気に入りの看板だそうです。確かにいいですね。上田さんのこだわりを感じます

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店に入って目に飛び込んでくるシーンがこの写真です。広々としたフロアに大型のショーケースがずらっと並んでします。フロアを磨いている方が店長の上田伸太郎さんです。僕がお店を訪問した最初の人だったので、大変うれしそうににこやかに迎えてくれました

お店の印象はすごいシンプルで、すっきりしているけど機能的に導線が考えられているセンスの良い酒屋さんというところでしょうか。ビールとか焼酎とかワインなどが全くないのがこんな雰囲気を作るのでしょうね。

さっそくショーケースを紹介しましょう。まずは入口の左側にあるショーケースを見てみましょう。

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ショーケースはすべてホシザキ製で壁に埋め込まれたものです。温度はー5度だそうです。6つの扉があり、一つの扉には3つの棚があり、棚の大きさは1升瓶が横に5本、奥に6本入りますので、一つの棚には1升瓶が30本並ぶことになります。ですから6つの扉にぎっしり詰めれば540本が入ることになります。現在は棚段数が3段ですが、近々4段にして4合瓶に対応できるようにするそうです。そうすればさらに4合瓶が250本ほど増加しますので、なんと800本が入ることになります

次に奥のショーケースをお見せします。

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奥の冷蔵庫はちょっと大きめになっていますので、たぶん1升瓶が300本入ります。すごいのはショーケースのずっと奥を見てください。ピー箱が見えるでしょう。ショーケースの奥が冷蔵倉庫になっているのです。それを特別に見せてもらいました。

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ピー箱をぎっしり入れるとどのくらい入るのでしょうか。上田さんの話では現在ショーケースには800本の酒が入っているそうで、奥の冷蔵倉庫をいれると1500本を貯蔵できるそうです。ですから倉庫だけでも700本貯蔵できることになるようですね。この冷蔵倉庫だけでも外車1台より高いそうです。

でも最初からこれだけのお酒を用意できるのですから、うえも酒店の販売力はすごいですね。資金もかなりかかったのではないでしょうか。

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冷蔵庫側から入口をみた景色です。窓にはスクリーンがついていましたが、その前に並んだピー箱の上にお祝いのお花がいっぱい飾ってありました。このスクリーンはいずれ和風の格子にするとのことを聞きました。それはいいですよね。でもここでちょっとしたテーブルがあって、試飲できるともっと素敵だと思います。そのためには色々と許可がいると思いますが、やっていただけませんか。

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これは奥から入口の受付の方向を取った写真です。この受付のカウンターはこのお店の中でも価値のあるテーブルだそうです

このお店でどんなお酒を扱っているかは次のURLを見てください。

http://ameblo.jp/uemo-jizake/entry-11103632384.html

その僕が買ったお酒です。右から豊香 特別純米しぼりだて生、純米吟醸まんさくの花 DiamondDrop 袋吊り生詰め原酒、相模灘純米吟醸 雄町ですが、一番左端は特別純米四季娘 李白酒造でうえも酒店からいただいたお酒です。

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このお酒だけをアップしてお見せします

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このお酒のラベルを見てください。昔の酒屋さんの写真です。これと同じものがうえも酒店のに飾られていました。その写真がこれです。

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実は上田さんの母親の実家が神戸で酒屋さんをしていて、そのお店で李白のプライベートブランド四季娘を出したそうです。ですからその関係でもうおなくなりになった李白の元社長さんには、色々とお世話になったそうです。ですから今でも大変感謝をしているとのことでした

上田さんはシャイな面がある一方結構はっきりものをいうタイプなのでちょっと誤解を招くことのあったようですが、今回このお店を開くにあたって、お客様の気持ちを大切にしするお店にしていきたいと言っておられたので、是非その気持ちを大切にしてお客さんから、親しまれる酒屋として頑張ってもらいたいと思います。蔵の気持ちも大切にしていきましょう。

頑張ってください・・・・・ 微力ながら応援します。

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2010年12月 6日 (月)

地酒屋 こだま

最近色々な会に参加していますが、その数が多すぎて結果をブログに載せることができないで、たまりにたまっています。古い話の記事をブログに書くのは非常に難しいのですが、写真と録音記録を頼りに記事を書いています。ですから記事を書くにはたいてい丸二日かかります。ですからどうしても1週間に1回くらいしか書けないのです。

それまでして、どうしてブログをかくかというとそれは会で得た貴重な情報を自分のために整理して残しておきたいという自分の備忘録のためというのが本音ですが、せっかくですから他の人にも読んでもらおうということでやっています。

そのために色々なところに足を運んでいます。一番多いのが県の酒造組合が主催している試飲会ですが、その次に多いのがお付き合いしている地酒酒店や居酒屋が主催する蔵元を囲む会です。その次は色々なつてによる蔵めぐりといったところでしょうか。

僕が日頃お世話になっている地酒酒店は住んでいる場所の関係から、練馬高松のたつなみ酒店と池袋の升新商店、大山のあさひや、練馬駅の松澤酒店ぐらいですが、最近新しいお店を見つけました。このお店はとても小さな酒店ですが、大変ユニークな営業をしています。ここが主催している蔵元を囲む会に最近参加したこと紹介するつもりですが、その前にこのお店を紹介しようと思ったわけです

そのお店の名前は「地酒屋こだま」です。

このお店は今年の6月1日に開店したばかりのひよ子ですが、ただのひよ子ではありません。ゆっくりご紹介します。

場 所:〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-32-8 KMビル1F

    JR大塚駅より徒歩5分 営団丸の内線新大塚駅より徒歩8分

    (以前この場所は会津の酒専門店のつなやでした)

大きな地図で見る

電 話:03-3944-0529

営業時間:12:00頃~21:00(日曜日のみ20:00)

定休日:不定休

店 長:こだま たけや

H Phttp://sake-kodama.jimdo.com/

お店の店構えはこんな感じです。夜撮影しているのでは、こだまのネオンが明るすぎて、よく見えないしないところもありますが、勘弁してください。

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お店の特徴

・ 日本酒しか置いていない酒屋で、店長が自ら惚れて蔵に足を運んだお酒だけを扱っているので、知名度の高いお酒はほとんどありません。しかし、会津のお酒はかなり充実しています。僕はこれが気に入りました。

このお酒知っていますか。、佐賀県の東鶴という蔵で生産量25石と、とても小さな蔵ですが、店長自らが蔵に行き見つけているようです。

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次の蔵は群馬県の分福という蔵ですが、この蔵のお酒は寝かせたものがおいしいということでそれだけを取り寄せています。この辺の彼のこだわりが出ています

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・ 購入するためであれば、店内にある150種類のお酒をすべて無料で試飲できます。しかもじっくり試飲したい人には有料の試飲席があります。

お店の一角に簡単なテーブルといすが置いてあるだけです。

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・ 有料試飲について 1回に60mかと90mlの2種類飲めますが、市販価格の約2倍の価格で飲めます。たとえば1升5000円のお酒は90mが500円で飲めることになります。お店が損をしない程度の価格ではありますが、お酒の管理を考えるととてもリーズナブルな価格といえます。

なんと簡単なつまみもあります。100円から300円くらいですが、すべて店長の手作りで、料理台がお店の中にあり、ここでパット造ってしまうのがすごいですよね。試飲できる時間は17時からで一人45分以内という制限があります。実際にはもうちょっと長くいる人が多いようです。いつ行っても誰かいます。

・ お酒の管理はしっかりしていて、すべての冷蔵庫を0℃に管理していて、蛍光灯の紫外線ゼロの博物館用を付けているそうです。でも熟成のための温度を変えている冷蔵庫もあるみたいです。

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これがメインの冷蔵庫で、お酒が試飲可能と書いてありますね。ここには会津の酒と長野の酒が主に入っていますそのほかこれの2/3の大きさの冷蔵庫があり、分福のうような珍しいお酒が入っていました。いずれも0度で管理されています。その奥にどうも店長の好みで保管しているお酒もあるようです。

・ このお店の自慢はお酒に何の知識もない人にもその方に合ったお酒をコーディネートできることで、これをしているのが店長のたけちゃんです

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この写真の方がたけちゃんです。お年は確か42歳で独身ですが、良い方がいらっしゃるみたいです?なんといっても明るい性格がいいですね。SSI認定の利き酒師で、お酒のことはよく知っていて、出しゃばらないけど良く教えてくれます。

・ もうひとつの特徴はお店の開店時間です。ちょっと前は火曜日が休みでしたが、現在は休日日が不定期で、決まった休みはないけど開店時間が12時頃とかなりアバウトなことです。この辺は店長の生活パターンと密接にかかわることだと思います。だからお店に行く時は前もって電話したほうがいいと思います。

このようなお店の特徴はまさに店長のたけさんの個性にあります店長は何者か?それには彼の歴史を見ていかなければいけません。これをほじくってみたいとおもいます。

<店長の経歴>

生まれ: 秋田と大阪のハーフで東京育ちのようですが、お父さんが秋田でお母さんが大坂の人なのでしょうか。でも気持ちは大阪人がハートが入っている気がします

趣 味; 音楽と登山ということですが、ギターが大好きでアルフィーの大ファンであることは間違いないです。日本酒は趣味を超えたということでしょう

日本酒: 日本酒を知り始めたのは20歳で、秋田の高清水を飲んだのが最初で、21歳の時スキー場で地酒の生酒を楽しんだことがきっかけで、その後色々な酒を楽しみ、今は次のように考えているそうです。

・ 純米酒が好き

・ 地元産米を使ったお酒も好き

・ 造り手の顔や信念が見えるお酒が好き

結果的には完成度が低いと評価されても個性のあるお酒が好きになり、そんなお酒とそれを醸す蔵元さんをどんどん応援していきたいという気持ちが強くなったそうです

そしてサラリーマンをしながら、2007年1月にに友人と二人で四季酒の会(よきさけの会)を立ち上げました。この会は日本酒を日本の文化として発信するために、日本人に日本酒のことをよく知ってもらい、造り手の思いを呑み手に届け、呑み手の笑顔を造り手に届けることを狙って、立ち上げたのもだそうです。そして月に1回程度は蔵の人を囲んで呑み語る会を開いてきたそうです。酒の専門家でない個人でそのようなことをするのは大変なことです。

たけちゃんのお話では四季酒の会を開いたときは、お酒に関しては未だ素人のレベルで、この会の運営を通じてだんだん勉強したとのことです

去年の9月に四谷に酒徒庵がオープンしましたが、たけちゃんは酒徒庵の店長と仲良しで、今年の初めごろまでお店のお手伝いをしたそうです。そのことが今のお店の開店につながっていくようです。

地酒屋こだまの場所にあった酒屋のつたやの店長の頼まれて、お店を買い取ってお店を開いたそうで、そういう意味では店長ではなく店主オーナーなのです。だからブログでも店主と書いてあるのですね会津のお酒が多いのと、店内で試飲できるのはつなやから引き継いだ流儀だそうです。

今はすべて一人でやっており、その合間に色々な会を立ち上げていて、しかも四季酒の会も引き続き運営しているそうですから、一人何役もやっていて大忙しの状態ですが、それをやれる秘訣は楽しいからだそうです。これが彼のパワーの原点だと思います。

お米を作った農家さん、その酒を醸した杜氏や蔵人たちの汗や笑顔、 その杯の向こう側にはきっと、そんな数多くのドラマがきらきら輝いています。お酒を通じてそんなことを伝えられたらいいな。酒屋を始めたのは、そんな小さな想いを実現するためだそうです

彼の強みは多くの友人を持っていることで、蔵元だって友人の一人です。ですから蔵元を囲む会でも蔵元と友人の感覚で楽しんでいるのが驚きです。もうひとつは彼の明るさと自然な振る舞いが、周りの人を和ましてくれるパワーがあることでしょうか

ちょっと面白いものをご紹介しましょう

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これはお店のユニフォームですが、酒徒庵の店長の竹口さんから開店祝いとしてプレゼントされたものです。この絵のなかの前掛けをよく見てください。山の壽と書いてありますよね。福岡久留米市にある蔵の酒で、地酒屋こだまが東京の総代理店になっているそうです。この蔵は平成13年に台風19号で蔵が全壊したそうで、その後やっと立ち上げた七代目と親しかったからなのでしょう。この前掛けからもそんなことがわかってきます。

これでこのお店の紹介を終えますが、興味のある方はここに行って酒を試飲してみてください。

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2008年7月12日 (土)

庄内吟醸酒街道を行く(1)

7月4日から6日にかけて庄内地方の鶴岡酒造協同組合が主体となって「庄内吟醸酒街道を行く」という催しがありました。催しの大部分は竹の露合資会社の相沢代表が企画されたもので、おもな内容は次の通りです。

4日はイタリアレストランで白露垂珠を楽しむ会、5日は竹の露酒道場の創業150周年祝賀会と蛍を鑑賞する会、6日は鶴岡酒造協同組合が主催する「鶴岡日本酒大学校」の開校を記念してオープニングパーティです。(東京第一ホテル鶴岡)

イタリアンレストランやホタル観賞も興味はありましたが、最終日の夕方から行われるオープニングパーティは庄内地方の9つの蔵と近県の13の蔵が友情参加をして開かれるかなり大きな催しものなので、これに参加すると同時に、翌日は亀の井酒造と竹の露酒道場の蔵見学をさせていただきました。

鶴岡は山形県の日本海側に位置して、緯度は仙台より少し北とあまり変わらないのですが、電車の便が悪くて東京から行く場合は東京ー新潟ー鶴岡で行くのが一番早く、それでも約4時間から4.5時間かかります。飛行機を使用すればもっと早く着くのでしょうが、価格を考えるとJRのパックを使用するのが一番コストパフォーマンスが良いようです。具体的にはある小さな旅行代理店の格安パックで往復の電車賃と鶴岡の第一ホテルの宿泊代込みで19100円のパックを見つけました。往復の電車代だけで、26000円するものが何でこんなに安くなるのでしょうか。不思議な気がします。安いパックなので電車が決められています。具体的には朝8:24発の上越新幹線で新潟に行き、そこで特急いなほに乗り換えて鶴岡に向かいました。鶴岡には12:47分についたので、やく4.5時間かかっています。確かに新幹線も特急いなほもガラガラでした。だから料金を安くしても客をとろうというわけなのでしょう。

昼過ぎに駅に着いたので、何か鶴岡名物を食べようと、探して見つけたのがとんかつと豚肉料理で有名な平田牧場の直営店のとん七鶴岡こぴあ店です。写真のようにちょっと変わった店構えだけど、中は普通のレストラン風でした。

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食べた料理はとんかつひれ肉でしたが、大変肉厚だけれども歯で簡単に噛み切れる柔らかさだった。さすが有名店だけのことがあります。でも味はロースの方がよかったかもしれません。ご飯、おつゆ、キャベツがおかわり自由ででしたが、十分量がありましたのでおかわりはしませんでした。

Img_1207_2  ちょっと食べさしの写真で申し訳ないけど、十分雰囲気はわかるでしょう。

次に行動したのは鶴岡のもっとも有名は酒屋さんを見つけて、いいものがあったら購入して東京に送ろうということになりました。何しろ鶴岡のことをまったく知らないのだから、いい加減ですね。でもすばらしいお店を見つけました。その店は鶴岡銀座通りの中ほどにありました。

Img_1215写真の通りお店は山形の地酒の佐野屋です。このお店は昨年7月にオープンしたばかりのお店で、こじんまりした小さな酒屋です。それほど期待せずにお店に入ってみたら山形の地酒がずらっと並んでいて、そのレイアウトからお店の力の入れているお酒がすぐわかる雰囲気がありました。店長とお話をしながら品定めをしていましたが、お店の壁に店長らしき人が日本酒の世界大会の日本代表の5人に選ばれている写真があったので、この人店長ですかとお聞きしたらそうですという返事でびっくりしてしまいました。

店長は佐野洋一さんという方で、もともと父がやっていた酒屋で、佐野屋の本家に当たる「酒のさの」の2代目として仕事のお手伝いをしながら日本酒を勉強し、酒師の資格を取ったそうです。2006年に第2回世界酒きき酒師コンクール(酒匠研究連合会主催)があったので、その予選であるその予選の東北グロック大会に参加したらみごとに優勝し、全国大会ではベスト5人に選ばれたそうです。ちなみに、世界大会は日本人の5人のほか米国、英国、台湾から5人の合計10人が参加して競うそうです。残念ながら佐野さんはベスト3人の中には入らなかったそうですが、たいしたものです。失礼ですが、鶴岡の酒屋さんにそんな人がいらっしゃるとは驚きました。

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穏やかな感じの方ですが、さすがお酒に対する姿勢は素晴らしいです。今までに訪問した蔵の数は500件以上飲んだお酒は2000種類以上だそうです。お酒に対するこだわりは筋が通っています。ここで、お店のこだわりを紹介しましょう。(ホームページのコピー)

・ 庄内、山形、秋田(浅舞酒造)の地酒にこだわり販売してゆきます。

・ 足を運んで確かめた、小さな蔵元の良酒にスポットを当て、ご紹介します。

・ 極端に製造量の少ない清酒や、限定品を中心にラインナップいたしております。

・ 価格と味わいのバランスが取れ、コストパフォーマンスに優れたものを常に心がけ販売します

・ 俗に言う幻といわれる銘柄は特に取り扱っておりませんが、当店取扱いの清酒は全て自信を持ってお勧めいたします。

確かにお店の中を見るとそのこだわりがわかります。どんなお酒こだわっているかをご紹介するのは迷惑のかかる方も出ますので、やめておきますが、確かに非常に良心的で、かつお酒に対する愛を感じました。偶然とはいえ、大変な有意義な出会いで、鶴岡に来てよかったと一緒に行った友人と二人で感激していました。

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2007年11月13日 (火)

たつなみ20周年のお祝い

11月11日に池袋の酒菜屋でたつなみ酒店の20周年記念のお祝い会がありました。私がたつなみ酒店を知ったのは2001年だと思いますので、まだ6年くらいのお付き合いでまだ新参者ですが、20年前からお付き合いしていた人たちがおよそ40人くらい集まりました。長野県の舞姫酒造の社長さんや日本酒の漫画家として有名な高瀬斉さんなども参加されておりました。たつなみ酒店を愛しているメンバーで作った酔友会のメンバーが久しぶりに集まり、酒の話に盛り上がりました。酔友会のメンバーである横川さんは今は十九の尾澤酒造の蔵人として働いていますが、長野から特別のお酒をもって来てくれました。Img_0442_2

この写真の前面で大きく写っているのが横川さんです。その後ろでにこにこ笑っている人がたつなみ酒店の上田店長です。2人が支えているお酒が横川さんが持参した平成17年製造で2年ねかせた十九のお酒です。こんな大きな瓶は見たことがないけど、2.5升はいるそうです。どんなお酒だったはきき落としましたが、十九独特の酸味があるお酒でした。最近の十九は酸味が抑えられたものが多くなっていましたので、昔の味だねと皆で感激しました。でも寝かせてあったので味もマイルドになっており、良いバランスになっていると思いました。

この日はたつなみ酒店が取引をしている蔵のお酒をたくさん飲みましたが、何をどのくらい飲んだかは酔ってしまって記憶が定かではありませんので、ここには書かないことにしました。

今は日本酒の販売量が減ってきているようですが、良いお酒を吟味して管理をきちっとやっている酒店は伸びているそうです。たつなみ酒店はその代表でしょう。東京では昔から有名な大きな酒店はいろいろありますが、お客さんと親切に会話をして売ってくれるお店は少ないと思います。たつなみ酒店の店長は自分ではお酒はあまり飲めないですが、きちんと味のきき分けができて、お客さんの好みのお酒を紹介してくれます。これからも勉強を重ねて新しいお酒を見つけ出してご紹介してください。私たちはいつまでも支援をしていきますよ。

最後に私の似顔絵を高瀬斉さんに書いてもらいましたので、これを載せておきます。

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