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日本酒冷蔵庫

2016年11月 4日 (金)

これで決まりだ! 我が家の日本酒冷蔵庫

僕が日本酒冷蔵庫を探して見つけた冷蔵庫はれマコムで、それが我が家に来たのは2008年6月です。それからレマコムを使いこなそうといろいろと手を加えてきました。何をやってきたかを整理してみます。

我が家に初めてレマコムが届いた2008年6月の時のブログです。うれしくて気に入っているようすが判ります。

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_53ae.html

レマコムはガラスのショーケースなので、ガラス面から冷気が逃げやすいとかガラス面に露がつく問題なあり、このためにいろいろ試験をした結果の最終案が9月に書かれていました。

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-8af8.html

レマコムの最大の問題は温度制御です。その解決のために温度記録ロガーを付けて測ったり、メーカーに問い合わせて改善を試みましたが、解決しませんでした。その経過を記録に残しました

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-73dd.html

そしてその中でも最後の奥の手として行った改造は庫内にFANを入れることです。これは多少良くなった程度で本質的改善はできませんでした。

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-10b8.html

以上のような改造を施し使いこなしてきましたが、なんといってもこの冷蔵庫は温度設定ができないのが最大の欠点です

結局夏場は7-8℃、冬場が3-4℃と成り行き任せの制御で、それ以上はできないことが判り、レマコムには生酒は入れない、生酒は家庭用大型冷蔵庫に入れて使ってきましたが、最近時々自分で食事を作るようになってから大型冷蔵庫を本来の機能に戻す必要を感じ、本格的な日本酒冷蔵庫を探索することにしました。

まず選択条件は以下の4点としました。

1. 現在のダイニングルームに違和感なく収まること

2. 保管温度が0℃から3℃が可能なこと(生酒保管のため

3. 1升瓶が9本以上入り、4合瓶が30本以上入ること

今のダイニングルームの冷蔵庫のレイアウトを見てください。

Img_1156

レマコムが右端に置かれていて左奥に大型の冷蔵庫がおいてあり、レマコムの左には移動式のボックス(以前はステレオアンプ用の棚で、上にレコードプレーヤーがおける)があるので、これを動かして空いた場所における日本酒冷蔵庫を探してみました。

そうなると横型冷蔵庫ということになります。インターネット検索すると横型冷蔵庫家庭用というものがありますが、良く調べると業務用を家庭用に使えると書いてあるだけです。部屋の大きさから寸法を幅1200mm~1500mm、奥行き450mm、高さ800mm~900mmとして調べてみました。

メーカーとしてはHoshizaki、Fukusima、Daiwa、Panasonicの4社がありましたが、どういうわけか、内容積が各社違うのです。僕は4合瓶を2段におけるということで、検討しましたが、1升瓶は105mmφ×410mmH、 4合瓶81mmφ×280~300mmHですから、4合瓶を縦に2段詰するとなると、内部の高さが630mmは必要になります。それで選ぶとPanasonicしかありませんでした。Panasonic以外は600mmしかありません。

次にPanasonicについて調べてみると、2つのタイプがありました。1200m幅のものは55000円から70000円で売られているのに対して、1500mmのものは95000円から105000円するのですから、普通は1200mmを選びたいところです。 

そこで寸法の詳細を調べてみました。下の写真が1200mmの冷蔵庫の寸法です

Dsc_0491

1500mmの冷蔵庫の寸法は下記の通りでした 

Dsc_0088

よく見てください。横幅の寸法が違うのは当たり前ですが、大きな違いを見つけました。1200mmの方は扉がドアポケットになっているので、庫内の奥行きが250mmくらいしかないように見えるのに、1500mmの方はしっかり300mmあります。これなら合瓶が3列並べられるということで、1500mmの冷蔵庫を選択しました。その型番はSUC-N1541Jです。価格は税込みで96000円弱でした。

品物はPanassonicから10月28日に直送されましたが、積み下ろしと家までの引き込みは自己責任でやることになっていましたが、集まった人が力のない人ばかりでしたので、運転手さんが特別に運んでくれました。重量は約70kgあるので、素人では難しいです。この辺は購入するときよく考えないといけないですね。 

では据え付けた状態をご覧ください。 

Dsc_0079

ものの見事に収まりました。光の加減で赤っぽく見えますが、ステンレス製なので金属肌です。それではどのくらいの収容能力があるのでしょうか。 

予想通り中間に棚を置けば、その上下には4合瓶を入れることができました。一方1升瓶は直径が105mmあるので、300mmでは3本は並びません。ですからちょっと横にずらして詰めれば、300mm×400mmのエリアの棚を外せば1升瓶が9本入ることが判りました。 

Dsc_0082こんな状態で入りますが、冷蔵庫の奥に白いパネルが見えますが、これが庫内を冷やす冷却版です。これがあるために、棚がおけません。ちょっともったいない感じですよね。何とか手製で棚を作れば、1升瓶を横に置けそうなので、2本くらい増量できそうです。 

それでは4合瓶の方は何本くらい入るでしょうか。二つの扉の中は棚が平におけるので、上段に3列×8列=24本、それが上下ですから48本おけることになります。 

これで1升瓶9本、4合瓶48本がおけることになりました。大満足です。 

Dsc_0081_2Dsc_0083_2

 

 

 

 

 では温度制御はどうでしょうか。 

Dsc_0087これが制御パネルですが、温度設定のダイヤルとアルコール温度計がついていますが、アルコール温度計は見にくいので、デジタル温度計にしてもらいたかったね。下の写真は出たロガーRC5で、2000円で購入できます。 

Dsc_0111

 

実際に2日間デジタル温度ロガーを設置して測ってみましたので、その記録データを見てください。、すごい。0.5℃~2.5℃でコントロールしていました。氷温でもできそうですが、パネルの凍結が心配なのでやめておきます。 

Dsc_0109_2

これで究極の家庭用日本酒冷蔵庫を手に入れることができました。問題点は運転時の低音の騒音が少し大きいことなので、静かなところに置くのは向いていません。気を付けてください。気になるのは1升瓶の上の空間がもったいないことですね。

メーカーにお願いしたいことは1200mm長さの横型冷蔵庫のSUC-N1541Jのドアポケットのない製品を出してもらいたいです。そうすると9本の1升瓶と30本くらいの4合瓶が入るので、家庭用としては最適だと思います。

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2015年9月23日 (水)

レマコム冷蔵庫対策はこれで完璧だと思います

今までレマコムRCS-100冷蔵庫を日本酒用として使うための色々な対策をしてきましたが、今回その最終案をご提案します。今まで提案してきた対策の中であまり意味のないものと重要なものがありますので、整理した上で新しい対策を提案します。 

まずその前にレマコムRCS-100の温度制御がどうなっているのかを説明します。

Dscn2922

レマコムの内部は冷却板、それを制御するセンサーとダイヤルから構成されています。このダイヤルは数値を設定することができます

Dscn2919

このダイヤルの数値を上げれば、温度が下がることは間違いないですが、温度制御しているわけではありません。 どうやら冷凍機を動かす時間間隔を制御しているようです。ですからこの数字が大きくなれば、冷凍機が動く時間が長くなるので、庫内の温度は下がりますが何℃になるかは成り行き任せです。 

2013年の冬に温度記録計を購入し、ダイヤル設定を変えながら最適設定値を探して、この時はダイヤルの数値を4~5にすれば、0℃~3℃でコントロールできることを書きましたが、間違いであることがわかりました。その時の内容は下記のブログを見てください。

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-73dd.html

この実験をしたのは冬場でしたので、このダイヤルの数値で冬場は0℃~3℃で安定していたのですが、夏場になると気温が上がり庫内の温度が上がってきて、このダイヤルの数値だと2℃~7℃の大きくぶれることがわかり、場合によっては冷蔵庫の冷却機の表面に氷がついてしまい、急に冷却能力が下がる事態が起きました。この時は冷蔵庫の物を外に出して一度氷を解かさないと復帰しないことがわかりました。この状態になることは絶対に避けなくればなりません。夏場でも何とか安定して凍りつかない温度3℃~5℃くらいに維持できる方法がないか考えました。 

そこで思いついたのが冷蔵庫の中にFANを入れることです。この冷蔵庫はFANがないので冷却機の表面温度と庫内の温度には差があるので、外気が高い夏の時期は外からの熱により庫内の温度が上がると考えたのです。 

それでは庫内に入れられる適当なFANがあるでしょうか。色々検索した結果、見つけました。それはSANWA SUPPLY USB横型扇風機 ブラック USB-TOY75BK です。設置場所や大きさや能力から考えて、現在これ以外の適切なFANはありません。価格は3000円から4000円で売っています。検索してみてください。 

41qlu2ujohl_2

このFANの欠点は音がうるさいことと、電源がUSBというところです。もともとデスクの上で使う扇風機として売られているものなので、その耐久性は心配でした。でも下図に示す通り、冷蔵庫の奥の冷凍機の上部にぴったり置くことができましたし、1年間使っても今のところトラブルはありません。 

Dsc_0150

 一度セットすると電源を抜かなければFANを止めることができませんし、扉を開けないと動いているかどうかの確認が難しいですが、幸いFANの音がうるさいので、外から音で確認できます。FANのスイッチ類はFANのサイドにあります。 

Imgp0234

黒いポッチがスイッチで、上から電源、FANの強さ、最後が首振りのスイッチです。FAN強度最高、首振りで使っています。 

ではFANを動かしたときと、停めたときの庫内温度変化の様子を示します。 

Dsc_0152

ダイヤル数値が一定でもFANがない場合は6℃~7℃になるのに対して、FANがある場合は3℃~6℃に下がってきます。明らかに温度は下がってきますが、振れ幅は大きくなります。これは僕の推定ですが、FANが動くと庫内の温度分布が均一になり、冷却機表面温度と庫内温度が近づくのに対して、FANのない場合は庫内温度がゆっくり変化するためではないかと思っています。 

庫内温度が均一になって、温度の平均値が2℃くらい下がるので、FANがある方が日本酒冷蔵庫としてはよいと思いますが、ダイヤル値はどの位が適切なのでしょうか。庫内温度の最低値が2℃を下回らないのを基準にしたらどうかと考えます。 

ダイヤル設定を3.0~4.0での時の庫内温度の状況をお示しします

Dsc_0153 

ダイヤル3.5や4.0の場合は0℃~5℃と温度は下がるのですが、稼働状況が少し不安定になるようです。ダイヤル3,0の場合は動きは安定していて温度は3℃~6℃で平均温度は4.5℃です。以上のことからダイヤル設定は3.0が良いと思います。これは冷蔵庫一つ一つで違いがあるものと思われますので、3,0から3.5ぐらいで調整してみてください。 

今まで行ってきた各種の対策についての僕なりの評価をしますと以下のようになります。

1.表のガラス扉の断熱について 

これについては僕は窓ガラス断熱シートフォーム(E1590)という名前で売っている厚み7mmのシートをガラス扉の裏に張り付けました。写真のようにお酒が入っている様子は見えますので、見てくれはいいです。でも、当初は窓ガラスの結露防止が目的でしたので、これでもよかったのですが、現在は冷蔵庫自体の断熱性能の向上のためには窓ガラスの断熱が絶対必要と考えていますので、透明性はなくなりますが、ウレタンフォームを使う方がいいと思っています。自分は実行していません。 

Img_1555Img_1442

 

 

 

 

2.保冷カーテンの設置について 

Img_1560冷蔵庫のドアの内側に幅150mm長さ880mmの透明の断熱シートを取り付けます。冷蔵庫の幅は410mmありますので、150mm幅のものが2枚と100mm幅のものを1枚用意してそれを冷蔵庫の内部に取り付けます。こうすると冷蔵庫のドアを開けた時に冷気が外に流れるの防ぐので、省エネになるのが本来の目的ですが、ドアを閉めている時もガラス窓に直接冷気が当たらないので結露対策にも役立ちます。 

これは冷蔵性能を上げるのに本当に役立っているかはわかりませんが、精神的にはこれがあると冷気が逃げない気がしますので、安心です。 

詳しいことは下記のブログを見てください。http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-8af8.html

3、結露対策 

この冷蔵庫の結露は露の時に起こりやすいです。ひどい時はガラス面の露が滴れ落ちで、床がびしょびしょになります。それを下で受ける装置を考えました。その方法は下記のブログを見てください。 

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/rcs100_3960.html 

1年を通してみると、露が滴れ落ちるのは夏場の雨の時だけで、他の時期はそれほどではありません。ですからその時だけまめに拭くとか下に布を置いておき床が濡れないようにするだけで十分なことがわかりましたので、今は何もしていません。 

以上がレマコム冷蔵庫対策のすべてです。結論を簡単にまとめると以下のようになります。

ガラス窓には断熱材をはり、さらに保冷カーテンをつけ、庫内にはFANを設定し庫内温度を均一にして、庫内温度が0℃以下にならないダイヤル数値に設定する

レマコムを使う方はこれを参考に使ってみてください。 

最後にメーカーの人に一言いたいのは、日本酒冷蔵庫用としてレマコムRCS-100の扉をガラス扉でない断熱の良い扉の使用を製品を出し、庫内温度を外に表示できるようにしてもらいたいと思います。そして温度制御がもっと細かく制御できるようにしてもらいたいです。 

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2013年1月16日 (水)

日本酒冷蔵庫レマコムのダイヤルの秘密

レマコムRCSー100を購入し4年半も使っていて、先月故障したので修理に出した時の様子は前のブログに書いたとおりですが、庫内にダイヤルがあるのはご存知ですよね。

Dscn2919

このようなダイヤルで、手前にポッチがあるので、それに番号を合わせるように使うようです。勝手に僕はこのダイヤルは温度調整用ダイヤルと思っていたのですが、会社の人に聞くと温度調整ではなくてコンプレッサーが起動するタイミングを変えているとのことでした。ではどのように使えばいいのでしょうか。何の説明もありません

そのために先日簡易な冷蔵庫室内温度計を購入して、ダイヤルをいじって温度がどう変わるかを見たのですが、温度記録がないので、結局何もわかりませんでした。ではどうするか考えてみました・・・・・。

安い温度記録計はないか?温度データロガーとして売っているのがわかりました。

安いものですと3000円以下のものもあります。最安値はサーモクロンGタイプです。1円玉程度の小型でいいのですが、センサーの温度を読み取るためのUSBケーブルの購入に2万円強もかかるのと、温度精度が±1度と悪いのでやめました
http://www.kn-labs.com/thermochron.htm

次に安かったのはTL-30KS(USBケーブル付)でした。価格は約5000円と安いこと、USBがついているのでこのセンサーをパソコンにつなげばすぐ記録を見えることができます。大きさも44×70×11mmなので小型で温度制度も±0.5度でしたが、電池交換ができないので僕は買うのをやめましたが、家庭でチョット調べるにはこれで良いかもしれません。
http://www.tech-jam.com/instrument/temperature-data-logger/KN3313171.phtml

3313170

価格ですが、送料を入れると5800円くらいするので、ご注意ください。電池の寿命は約1年だそうです。

結局僕が買ったのはマイクロライト2という製品です。これもUSB付き温度データロガーで、大きさは11×3.9×2.6CMとちょっと大きめですが、温度制度が±0.3度、電池交換が市販のボタン電池で交換可能なので、価格が送料込みで1万500円でしたが、これを購入しました。
http://satotech.com/item/detail/904

250_microlite2_01_2

電池の寿命は約2年、完全防水防塵タイプで、温度測定間隔も1秒間隔から18時間まで選択可能ですから、これ以上の性能は入りません。そう考えると高いものではありませんね。どんな構造になっているかは次の写真をご覧ください

Microlitezu1005

これで早速レマコムの温度測定に入りました。測定は30秒間隔で1条件/1日で測定してみました。

色々やってみたのですが、結論はダイヤルをいじってもコンプレッサーが入る温度はいつも3℃で一定ですが、ダイヤルの値を大きくしていくと、コンプレッサーの入っている時間が長くなる結果、零度以下にまでなってしまうようです。まとめた写真を下記に示します。

Dscn3077

このグラフの縦軸は温度、横軸は時間です。赤い線が3℃のところを示していて、その上に書いてある数字がダイヤル設定値です。定期的に温度が上がっているのは1日に1回取り出してデータを取っているからです。

ダイヤルが6.7これは我が家のダイヤルの最大値ですが、このときは温度が-4度近くまで下がり不安定です。5から6は1度から3℃まで作動していて比較的安定しています。ダイヤルを3ぐらいにすると2度から3度と小刻みに制御しています。

どうもダイヤルを動かしてもあまり大きくは変わらないようです。結論は設定を4から5ぐらいにしておけば良いとの結論となりました。ちっとも面白くないですね・・・・

爆破はダイヤル5で使用してみますが、その時の安定性や庫内温度分布、夏場や露の時期のデータを測定してみたいと思います。

レマコムの技術屋さんへ 
価格がもう少し上がってもいいから温度設定できるように改良できませんか。コメントをお願いしたいです・・・・

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2012年12月19日 (水)

我家の日本酒冷蔵庫のレマコム修理顛末記

僕がレマコムRCS-100を購入したのは2008年の6月でした。その頃この冷蔵庫は日本酒用冷蔵庫としての評価はまったくなく、零度近くまで冷やせるショーケース用で音が小さいタイプの冷蔵庫を探していたら、たまたま見つけたのものです。確かに音は小さく応接間においてもあまり気にしなくても良いほどの音で、零度近くまで冷えるので日本酒冷蔵庫として今まで重宝して使っていました。下の写真がそれです

今では会社側のPRでも日本酒冷蔵庫としての表示もあるくらいですから、使っている人は多いのではないでしょうか

Dscn2991

ただ、梅雨の時期だけ冷蔵庫のフロントガラスに露がついてそれが床に下垂れ落ちることがわかり、色々な対策を施し、ブログに書きましたので、非常に多くの方にその方法を使っていただいているものと思います。

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/rcs100_3960.html

今まで安定して動いていたので、何のメンテもしないで使っていたのですが、最近になってふと気がついたら電源の表示をしている緑のランプがついていないし、庫内にあるダイヤルをいじってもコンプレッサーが回らないし、瓶を触ってもあまり冷たくないので、遂に壊れたかと思い、レマコムに電話したらすぐ送ってくださいとのことでした。さっそく、冷蔵庫に入っていた9本の1升瓶の酒と、8本の4合瓶を急遽家庭用の冷蔵庫に引っ越しました。たまたま我が家は家庭用の大型冷蔵庫が空っぽの状態で日本酒が少し入っていただけでしたので、なんとか押しこむことができました。

Dscn2980

普通のお宅ではこんな時はどうするのか、考えておく必要がありそうですね。特に生酒は致命的ですね。この家庭用冷蔵庫は東芝のGR-423FSKで、右上の扉の中に1升瓶が8本くらい入り、生鮮用チラーのところに横にして1升瓶が2本、右側中断の野菜室に4合瓶が15本入ることが判りました。左の扉はすべて冷凍室です。

レマコムの冷蔵庫は475×517×1018mmあり、重さは約40KGあるので、宅急便で出そうとしたのですが、このような大型の場合はクロネコヤマトより佐川急便が良いようです。サイズ220で3680円です。

レマコムで調べてもらったらコンプレッサーは問題なく、緑のランプ故障と、ダイヤル部分の継ぎ手故障のようでした。約1週間ぐらいで無事戻ってきて、いまは元気に動いております。戻ってきてから色々と、この冷蔵庫の特徴を調べて次のことがわかりました

Dscn2922

これが庫内の写真で、右の上にダイヤルがついていて、そこからケーブルが奥の冷却板の下部についているサーモスタットにつながっているようです。このダイヤルは数字が大きいほど温度が冷えますが、構造上温度を一定にすることはできないようです。色々と調整したところ、ダイヤルの数字が5から6ぐらいで庫内温度が5℃でコンプレッサーが動き、零度近くで切れるので平均的には3℃くらいの冷蔵庫として使えるようです。これ以上下げると氷がつく恐れがあるので、やめました。

この試験をするために下に示したような冷蔵庫用のデジタル温度計をAmazonで購入しました。これは絶対必要なものですね。1000円ちょっとで買えます。

Dscn2989

メンテナンス上気をつけなければいけないのは、サーモスタットに氷がつくと誤動作をするので、氷がつかないように冷蔵庫内に乾燥剤を入れておくのが良いかもしれませんね。また外の湿った空気が入らないように庫内にカーテンをつけると良いと思います。僕は冷蔵庫の冷気を逃がさない意味でも付けています。下に写真を付けておきますが、見えるかな?

Dscn2994

透明のビニール製のカーテンを張り付けてあります。これで瓶を取り出すときに余り冷気が逃げなくなります。省エネにもなると思います。

今回レマコムさんの対応はとてもよかったと思っていますので、故障した時には気楽にお電話すると良いと思います。ありがとうございました

今回気がついたことはレマコムの冷蔵庫は確かに零度近く冷えるけど、常に5℃まで温度が上がるということです。火入れのお酒はまったく問題ないけど、生酒で長期間寝かせるには向いていないと思いました。確かに生酒をこの冷蔵庫で2年寝かせて飲んだら味が変わっていたことがあったから、その理由はこの辺にあったのかもしれません。

そこで前述の家庭用冷蔵庫に温度計を付けて、最強運転をしてみました。下記の表示を見てください。

Dscn2987

左の温度は冷凍室、右の温度は冷蔵庫の温度ですが、実際に測ってみると2-3℃でしたが、安定していました。生酒の保管にはこちらの方がよさそうです。ちなみに野菜室の温度は4度でチョットだけ高いようです。

夏場でも本当にこんな温度になるのかはチョット心配ですが、これからデジタル温度計で調べていきます。

冷蔵庫は実際に温度計で測ってみないといけないことがよくわかりました。チョット気がつくのが遅かったようです

今回の調査で大型冷蔵庫を使えは我が家には日本酒が40本は収納できることがわかったけど、この状態で故障したらお手上げですね・・・・・・・

このブログがレマコムを使っている人の参考になれば幸いです。また日本酒の冷蔵のことに詳しくないレマコムさんもこれで勉強していただけると、うれしいな。

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2008年9月18日 (木)

レマコムRCS-100結露対策の最終案

今までにレマコムRCS-100の冷蔵庫の結露対策をいろいろと行ってきた結果、現在では湿度が80%以上でも窓面に結露しても曇る程度で、結露した露が下に垂れることはほとんどなくなりましたので、今までの対策を評価して最終案をだしたいと思います。

まず、今まで行ってきた対策方法の中から効果的なものを選択して説明いたします。

① 保冷カーテンの設置

 冷蔵庫のドアの内側に幅150mm長さ880mmの透明の断熱シートを取り付けます。冷蔵庫の幅は410mmありますので、150mm幅のものが2枚と100mm幅のものを1枚用意してそれを冷蔵庫の内部に取り付けます。こうすると冷蔵庫のドアを開けた時に冷気が外に流れるの防ぐので、省エネになるのが本来の目的ですが、ドアを閉めている時もガラス窓に直接冷気が当たらないので結露対策にも役立ちます。

このシートはお店では販売していないので、インターネットで購入するしかありません。製造販売会社は有限会社泰(タイ)でURLは下記の通りです。製品としては3種類ありますが、長さは800mmしかないので、4枚入りの業務用保冷カーテン定価1280円を購入して幅の調節、長さの調節をしてつかうのが効率的と思います。

http://www.tai-inc.co.jp/katen/horeika_top.htm#horei

取り付け時の写真はこうなります。

Img_1560_2

② 断熱シートの貼り付け

 ガラスドアの内部に断熱シートを貼り付けます。断熱シートとは厚み4mmの丸い空気層をいくつも含んでいるもので、荷物のクッション用に使っている丸い空気の玉がいっぱいついているシートの両面を平らにしたようなものです。これもインターネットで購入できます。窓ガラス断熱シートフォーム(E1580)と(E1590)という名前で売っています。E1580は厚み4mmでE1590は厚み7mmです。7mmのほうが適切なのですが、これは在庫きれが多くてE1580のほうが常時購入できます。1枚が幅900mm長さ1800mmで、680円ですから、これを購入すれば十分です。このシートを冷蔵庫のガラス部分の内側に水で濡らして張るだけですので、非常に簡単に取り付けできます。

シートの大きさは十分ありますから、まず内側のガラス前面に取り付けた後、もう一枚を窓ガラスの下部だけに2重に取り付けます。下部は強い冷気が来るので、1枚では断熱効果が薄いので2重にします。

URLはhttp://www.rakuten.co.jp/smile-hg/676362/774046/794226/

取り付け時の写真を示します。

Img_1555

以上の2つの対策ととれば、しずくが床に垂れるような露がつくことはほとんどなくなります。上記の対策の1つだけではだめで、両方ともやらないと効果はありません。

今日の天気は湿度85%の雨ですが、写真のように細かいしずくがついて曇ってきますが、しずくが大きくなって床に垂れることはほとんどなくなります。でも100%完璧ではありません。冷蔵庫の温度をかなり下げたいときとか、冷蔵庫だ冷却モードになっていると露が大きくなって垂れることもあるようです。しかし、こんな時は気がついたら布で拭いてあげるだけで十分だと思います。

Img_1556

以上の対策でたいていの方は満足してくれると思いますが、それでも満足できない人は究極の対策である露回収機の取り付けがあります。これこ行えば完璧ですが、見た目が少し悪いかな。この制作方法は下記のブログを見てください。

http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/rcs100_6927.html

この写真も載せておきます。

Img_1363

最後にメーカーさんに注文をつけたいと思います。通常のメーカーではガラス表面に付いた露が滴れ落ちることを考慮して、ガラス面の下部と抑えの間には隙間を用意してあり、その隙間から露が下の受け皿に落ちて床が濡れない工夫がしてあります。ぜひ新製品には付けてもらいたいものです。

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2008年8月 8日 (金)

レマコムRCS-100露対策完了か?

レマコムRCS-100は家庭用日本酒冷蔵庫としては大変良い製品ですが、湿度が高いと前面のガラスに露がついて雫が床に落ちていつも床が濡れた状態になりなす。床に何か布きんでも置いておけば問題ないのですが、みっともないことは事実です。

私はその対策として自動露回収機を製作し、見事に完成しました。これで全く問題ないのですが、さらなる対策として紫外線カットと断熱を目的とした透明断熱シートをシート(reno空製IR-05)を全面に貼りましたが、紫外線カットはできると思いますが露防止には役に立ちませんでした。その時の写真をお見せしましょう。

Img_1425 Img_1427

よく見てください。今朝の写真ですが、湿度は75%で冷蔵庫のガラスはほとんど全面に白い露が付いていて、中がほとんど見えない状態です。このガラスをちょっとでも触れば雫となって下方に落ちていき、床を濡らすことになります。私の場合は自動露回収機がありますから問題ありませんが、露回収用の容器が一日で満杯になることもあります。

ここで考えました。露を防止するための断熱透明シートがあるのではないかと、インターネットで調べたらありました。!!!

それはnitoms製の窓ガラス断熱シートフォーム水張りという製品です。2種類あって、厚みが4mm(E1440)のものと7mm(E1490)のものです。よく品物の緩衝材として使っている丸い空気層がぶつぶつについているシートに非常にいていますが、両面とも平らになるように工夫してあります。

Img_1432 厚み7ミリのものは空気層が熱いので断熱効果が大きいらしいのですが、売り切れていたので厚み4mmのものを買いました。インターネットで90cm×180cmの大きさで680円でした。非常に安いものです。その写真をお見せしますが、ピントが悪いけど様子はわかると思います。(安物のカメラではピント合わせが難しいのです)

このようにふわふわなので、ガラスの内部に張ることにしました。RCS-100の場合はハサミで430mm×860mmに切って張り面に水をスプレーして押さえつけるだけなので、張る作業は約1分ですみます。中の日本酒を取り出す必要はありません。

Img_1429 Img_1442

写真でもわかるとおり中に入っている日本酒はあまりよくわからないけど、入っていることはわかります。肝心の露の付き方ですが、大幅に改善されました。ガラスの上の方は待ったつつきません。下部の方に霜がつきますが露の状態にはなりません。したがって雫は垂れないようです。ほとんど解決の状態です。きっとE1490を使えば、もっと改善されると思います。この方法ならば作業は楽だし、簡単にできるので、皆さんにお勧めしたいと思います。j実行されたらコメントをくださいね。

このあと湿度が80%の時の状態を観察したら、全体に露がついていて、特に下部のガラスは大きめの露になっていました。ちょっと触るだけで露が下に落下します。確かにこの方法で大幅に改善されましたが、まだ断熱の効果が足りないようです。やはり7mmのシートに変えた方が良さそうです。

最後にガラスの裏側の写真の載せますが、ガラス面より広く接着しています。厚みはもっとあっても接着可能です。それから古いサンヨーの冷蔵庫にも取り付けました。これは全面ガラスなのできっと省エネ効果も出るのではと期待しています。

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その後追加の作業として4mmシートを重ねてつけてみましたら、確かにさらに良くなりましたが、完全には露の付着を止めることはできませんでした。冷蔵庫の下部10cmがひどかったので、ここだけ厚めの断熱材を張るのも面白いかな。

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2008年7月26日 (土)

レマコムRCS-100露対策

レマコムRCS-100は業務用ショーケースですが、家庭用日本酒冷蔵庫として最適であるとブログに書きましたが、最大の欠点があります。それは湿度が70%以上ある時は冷蔵庫の正面のガラスに水滴がついてこれが床にした垂れ落ちることです。これにより床がいつも濡れている状態になるので、家庭用としては大問題です。

この対策としてはガラスの断熱性を上げるのが本質的な対策となりますが、一時避難対策としては床に吸湿性のものを置く方法もありますが、見た目がよくありません。

そこで私はした垂れ落ちる水を集めて小さな容器に入れる改造をしましたので、ご紹介しましょう。Img_1366

この写真が取り付けた時の使用時のもので、ガラスからした垂れ落ちた水は樋に沿って右側の容器に落ちていきます。したがって時々(2-3日)に1回容器の水を捨てれば良いことになります。

床は全く濡れません。樋が付いている状態で扉を開閉することができます

それでは作り方を紹介しましょう。

Img_1360 Img_1359

左の写真が日曜大工店のドイトで購入した樋の部分です。これは横の断面がL字型をしているプラスティックの珊のようなもので、手すりに貼り付けて目隠しに使われているものらしい。それを約50cmに切ったものです。樋の右側が削ってあるは冷蔵庫のヒンジの部分が当たらないようにするためのものです。右の写真は冷蔵庫の下部についている飾りカバーで、簡単に抜き取ることができます。このカバーと樋の部分を次の絵のように接着させます。

Img_1355_3 Img_1362

それを冷蔵庫の下部に取り付けた状態が右の写真です。

簡単でしょう。次に水滴がきちっと捕集されている状態をお見せしましょう。

Img_1363 Img_1365

桶を水がたまり右側に置いた容器に落ちている様子がわかるでしょう。よく見るためには写真をクリックしてください。

しばらくこの状態で使ってみます。もっと良い案があったら教えてください。

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2008年6月 6日 (金)

ついに来た日本酒冷蔵庫

6月初めに待望の日本酒冷蔵庫レマコムRCS-100が我が家に入荷しました。日本酒冷蔵庫を調べまくって私としては家庭用日本酒冷蔵庫としてベストなものとしてレマコムの冷蔵ショーケースを紹介しましたが、私の宣伝のせいかどうかは分からないけど、私が買う前にあっというまに売り切れてしまいました。4月に会社に問い合わせた段階では再販売は連休明けぐらいかなということでしたが、結局6月初めからになりました。さっそくインターネットで購入しました。詳細を調べましたので報告します。

Img_1148 写真をご覧ください。これはドアを開いた状態です。中央のタナの奥にみえる白い板が冷却版です。ここで冷やされた冷気が自然対流で流れて全体を冷やす構造になっています。したがって、あまり詰めすぎると冷えないかもしれません。白い冷却版の下に箱状の出っ張りがありますが、これが冷却用のコンプレッサーです。この大きさは約幅360mm、奥行き170mm、高さ190mmです。この分はモノが入りません。右上にあるのが温度コントローラーで、1から7の7段階で、0℃から10℃をコントロールできるようです。

タナは3段が用意されていますが、日本酒用として使うために1段にしました。写真では下段にはプラスチック製の箱がありますが、これもはずしました。これで日本酒が何本はいるでしょうか。

まず内容積を測定しましたら、360mm×360mm×830mmHでしたので、上段を1升瓶用、下段を4合瓶用とするように写真のように棚を据え付けました。私のブログの日本酒冷蔵庫PART3で調べた結果と同じになりました。上段は1升瓶がぴったり9本入ります。下段は4合瓶が8本入ります。その状況を写真でお見せします。

Img_1155 こんな具合に入ります。家庭用としては十分な大きさです。肝心な温度ですが、私の場合は生酒を1年以上保存する可能性があるので、3℃から5℃にコントロールすることにしました。温度計を買ってきて調整いたしましたが、コントローラーを3.5にすることで、2℃から6℃で制御していたので、平均温度が4℃となっていると思います。

気にしていた騒音ですが、普通の家庭用の冷蔵庫よりやや大きい程度で、ダイニングにおいてもほとんど気になりません。問題が一つだけありました。それは前面のガラスに水滴がついてそれが雫となって床に落ちることです。当面は布を置いて対応しますが、前面のガラスの断熱性が少し悪いのだと思います。改善してくれるといいけど。その後の調査で、晴れて湿度が下がると水滴がつかなくなることがわかりました。

冷蔵庫全体の寸法は480mm×520mm×1020mmhでしたので、結構大きいので、どこに置くかが一番問題でしょう。それぞれ事情が異なりますので、よく考えて決める必要があります。我が家ではたまたまキッチンをリホームした後だったので、対面式のキチンのダイニング側に置くことができました。

Img_1156 偶然にもキッチンのタナの下にぴったり入ったので、妻からも大きなクレームはなかったです。

言い忘れましたが、値段は送料税金込みで39800円ですのでお買い得です。

今まで持っていた日本酒冷蔵庫は三洋の卓上ショーケースですが、音がうるさいので、相変わらず階段の踊り場においています。この冷蔵庫は温度を約10℃に管理して、毎日飲んでいるお酒または冷却の必要のない火入れ用のお酒をを入れる冷蔵庫としました。ここには1升瓶9ほんがはいります。これで日本酒管理が完璧になりました。いろいろはお酒を買える体制はできましたが、お金が心配です。

Img_1154_2

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2008年4月 5日 (土)

日本酒冷蔵庫PART3

先日日本酒冷蔵庫のご紹介をしました。フルネットとレマコムの2種類です。レマコムのRCS-100は人気機種のようで販売が完了して現在追加生産中だそうです。そこでほかに製品がないかどうかを知らべて見ることにしました。そのためにはある基準が必要なので、以下のような基準を決めました。これはあくまでも家庭に置くことを前提にしています。

1. 冷凍可能温度は生酒の保管を考慮して0℃~10℃とする

2. 一升瓶は9本以上入ること。

3. 価格は10万円以下とする。

4. 冷蔵庫の中が外から見える構造であること。

以上の点を考えると、対象は業務用冷蔵ショーケースといわれる分野となります。この分野の価格はいずれも定価は10万円以上するものが大部分ですが、中には実売価格が10万円を切るものもあります。価格は収納容積がい大きいほど高くなりますので、問題は2の項目を満足する冷蔵庫の大きさを特定する必要があります。

まず1升瓶と4合瓶の寸法計ってみますと、瓶の寸法はメーカーによって違うようですが、  1升瓶は105mmφ×410mmH、 4合瓶は81mmφ×280~300mmHぐらいです。

したがって1升瓶が9本入るためには内寸法が350mm×350mm×450mmHぐらいは必要でしょう。4合瓶だけなら16本入ります。

1升瓶12本ならば350mm×450mm×450mmH以上必要となります。

縦に1升瓶2本入れるためには高さが900mmH必要で、1升瓶と4合瓶を縦に入れるには高さが750mmH以上ということになります。

Meicho_smrc75 内寸法が350×350×450レベルとなりますと、これは卓上冷蔵ショーケースといわれるものがあります。たとえばサンヨーならば SMR-C65F などがありますが、この内寸法は365×350×477ですからピッタリです。1升瓶9本が入ります。実販売価格で65000円くらいでしょう。                           

                                     

                                      

                               

Meicho_ssr165bn

1升瓶と4合瓶を縦に入れるのであれは、縦型ショーケースというのがあります。価格は高くなります。その中ではサンヨーのSSR-165BNがぴったりです。この寸法は 388×390×805です。1升瓶9本と4合瓶16本が入ります。実売価格は13万円くらいするので、中古で探すしかないでしょう。(左図)                        

                                      

                                      

Img55333735

これは全面ガラスですが、正面だけガラスのものに小型冷蔵ショーケースがあります。それには1升瓶縦2本が入るものがあります。ホシザキのSSB-48CT1 です(左図)。内寸法は394×398×938で、1升瓶18本入りますが、8万円弱で購入可能です。しかし、外寸法として高さが1.4mありますので、家庭に置くには目立ちすぎるかもしれません 。                        

                                     

                                          

Rcs100a_3それに対して以前紹介したレマコムのRCS-100(左図)の内寸法は370×390×800ぐらいなので、1升瓶と4合瓶を縦に入れられ、高さも1m程度、価格も4万円弱なので、最もお買い得と言えます。ただし、冷凍用コンプレッサーが内装されているので、内寸法から計算するほどには入りませんので要注意です。入る量は1升瓶9本と4合瓶8本くらいでしょうか。レマコムはRCS-60も販売していて内寸法は370×390×550ですが、これは3万円弱と安いので、1升瓶と4合瓶を混合で10本くらい入れる人なら好都合でしょう。これは在庫があるそうです。

そのほかで注意するのは騒音ですが、明確な表示がされていないので、聞くしかないでしょう。メーカーはサンヨーのほかホシザキ、フクシマ、サンデン、ダイワなどいろいろあるので、も調べればいいものがあるかもしれません。見つけたら教えてください。

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2008年2月17日 (日)

日本酒冷蔵庫Pert2

最近日本酒冷蔵庫の関心が増えてきてると思いますし、やっとそれにふさわしいものも出てきましたので、私の調査結果を報告したいと思います。我が家ではもう何年前かから日本酒冷蔵庫を愛用してきました。それはいわゆる卓上型冷蔵ショーケースといわれるもので、三洋電機製のものでした。(興味のある人は私のブログのバックナンバーを見てください。)日本酒大瓶9本が入るのでまあまあですが、問題が2つありました。ひとつは音がうるさいので、静かな部屋では使えないこと、調節温度が7℃が最低なので、生酒を長い期間保存するのには適していないことです。業務用のショーケースはインターネットで検索するといろいろなメーカーからいろいろなタイプのものが売られていることがわかります。いずれも温度調節範囲は3℃以下のものが多くなっていますので、温度的には問題がありませんが、騒音について明確に表示されたものはありません。会社に問い合わせててもこれは業務用だから音のうるさいのは仕方ありませんよと言われてしまします。その中で最近低騒音で日本酒冷蔵庫として適していそうなものを2つ見つけましたので、ご紹介します。

ひとつは日本酒に関する情報発信で有名なフルネットが販売している日本酒冷蔵庫です。おもな概要を下記に示します。

Door_open350 Spec594

これはワインクラーとして中国で製作されたものを日本酒冷蔵庫として日本で6万円で売り出されたの物のようです。外形寸法は493×590×860mmです。騒音、デザイン、容量的には家庭用の日本酒冷蔵庫としては扱いやすいものですが、日本酒の生酒を長期に保存するにはやや問題があると思います。比較的短期に(半年くらい)保存して飲むためには良いと思います。ホームページのurl下記に示します。

http://www.fullnet.co.jp/sakecooler/index.html

そこで私なりに業務用のショーケースから日本酒冷蔵庫に向いていそうなものを見つけましたのでご紹介します。それは静岡県の業務用厨房器の開発販売事業をしているレマコム株式会社が販売している冷蔵ショーケースRCS-100です。この写真を下記に示します。

Rcs100a_2  御覧のように容積は100Lなので、フルネット製とほぼおなじですが、背丈が約1mありますので、1升瓶が縦に2本はいること、温度調整範囲が0~10℃で低温保存に適していること、販売価格が39900円と安価なのが特徴です。外形寸法は475×517×1018mmです。問題は騒音ですが、仕様には明確に描かれていません。しかし、低騒音型のコンプレッサーを使用しているので、レマコムに電話で聞きましたところ具体的な騒音値は分からないけど、業務用としては低いほうですよと返事をいただきましたので、期待できます。フルネットの製では騒音は42dBと記述されていますが、これは業務用としては低いほうです。

結論は日本酒を冷やして飲むだけならば、フルネット、長期に低温保存するならレマコムと言えますが、両方ほしい人はレマコムの60L(RCS-60)を2台買うか、レマコムとフルネットの両方を買うかですね。私はまだレマコムを買っていないので、誰か購入している人がいれば、騒音について教えてください。ホームページを下記に示します。

http://www.remacom.com/

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