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2017年10月 9日 (月)

ジャズと日本酒蔵元のコラボの会はとても良かった

僕の日本酒友達の高橋さとみさんから日本酒でジャズを楽しむ会へのお誘いがありました。僕はジャスを好んで聞くことはしませんが、ニューヨークに行った時にブルーノートに顔を出したくなるくらいジャズの雰囲気が好きな人間でしたので、喜んで参加することにしました。 

開催された場所は目白駅から池袋の方に数分歩いたところにあるMAC’s CARRORT というお店でした。僕は初めて訪れたので、全くどんなお店か知らなかったのですが、下の写真のようにイタリアンレストランの雰囲気を持っ店構えでした。 

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中に入ると店の右側に大きなグランドピアノがあって、そのわきに洋酒用のカウンターがあり、40人くらい座れるテーブルがあるちょっとクラシックな大人の雰囲気のお店でした。 

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たまたま僕(黄色い帽子をかぶっているおじさん)が写っている写真がさとみさんのFACEBOOKに載っていましたので、使わせていただきました。お店の人に聞いたらここはイタリアンレストランで、夜にはジャスの生演奏をして、お客様に楽しんでもらっているそうです。ここは学習院の人が良く来るそうで、たまには皇族の方が来られるみたいです。 

食事をしないでジャズだけを聞きに来るのはだめだそうです。残念・・・・

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この会には正雪(神沢川酒造)の社長の望月正隆さんと麓井(麓井酒造)の専務取締役の佐藤市郎さんが、参加されて、蔵から持ってこられたお酒の紹介をされました。各蔵から、とっておきの日本酒が3種類ずつ計6本が提供されましたが、その紹介は後で行います。 

まずはジャズバンドの皆様を紹介します。僕は素人なので、インターネットで調べた情報です。 

・ ピアノ 福田重男 

福田さんは群馬県出身で、小さい時からクラシックピアノをやり、明治大学に入ってジャスに目覚め、辛島文雄に師事されて、1980年にプロデビューをしたからだそうです。現在60歳のベテランジャズピアニストです。 

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・ ギター 高内春彦 

高内さんは栃木県出身で東京造形大学の美術科に進みましたが、主にジャズ研で活躍し、1980年にニューヨークに渡りジャズギターリストとしてデビューをしたそうです。何といっても1990年に女優の松坂慶子さんと結婚され一躍有名になったことは良く知られている話で、現在63歳のベテランジャズキターリストです。 

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・ ボーカル Mamiko Bird 

まみこさんのプロフィルはよくわかりませんが、アメリカでジャズを勉強し、プロとなり、ジャズボーカルだけでなく作曲も行い、2014年には第7回澤村美司子音楽賞をとるなど活躍されていて、最近は福田さんとデユオを組んでいるようです。 

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 以上で3人の紹介を終わりますが、、せっかくですから会の最後のアンコールに応えたルート66の唄をお聞きください。僕のを声や手拍子が少しうるさいですが、雰囲気はわかると思います。下のファイルをクリックするとちょっと時間がかかりますが、始まります。

 「170909_003.mp3」をダウンロード 

ジャズの紹介はこのぐらいにして蔵とお酒の紹介をします。

1.神沢川酒造 

この蔵は静岡県の静岡市と富士市の間にある由比町にありますが、北は山が迫り南は府駿河湾に接する比較的狭い場所なので、昔から東海道の交通の要所の宿場町としてだけでなく、、桜エビとシラスで有名な港町として栄えた地です。この地に蔵を創業したのは望月金蔵さんで大正元年のことですから、比較的新しい蔵と言えます。 

この蔵を造るにあたって、水のいい場所を探して見つけたのが今の場所で、そばに川が流れていますが、それが神沢川(かんざわがわ)ということから神沢川酒造となずけたものと思われます。この水はミネラルをほとんど含まない軟水ですから、軽やかできれいなお酒造りにお適しているようです。 

代表銘柄の正雪の名を付けたのは2代目の望月由松さんで静岡が生んだ反骨精神の高い由比正雪にちなんでつけたそうです。蔵を支えてきたのは岩手県花巻出身の南部杜氏の山影純悦さんで、昭和57年からずっと杜氏をされています。静岡のお酒と言えば、沼津工業技術センターの河村傳兵衛さんの指導による吟醸造りが有名ですが、それは甘、辛、苦、渋、酸の5味のバランスと上品でさわやかな香りを調和させて、何杯飲んでも飽きないお酒といえますが、まさにそれを目指している蔵と言えます。 

河村傳兵衛さんや静岡酵母のことなら下記のブログを見てください。
http://syukoukai.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-27e3.html

今回は社長の望月正隆さんに来ていただきました。 

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望月さんはどんな方なのでしょうか。この蔵の長男として1962年にお生まれになりましたので、蔵の後を継ぐことは決まっていましたが、若い頃は蔵が苦手で、大学も玉川大学の文学部に行ったそうです。でも先代の社長が大きなけがをしたために、卒業と同時に蔵に戻ったのですが、はじめは酒造りはほとんどしなかったそうです。その時には山影杜氏はすでに蔵におられていました。 

でも、酒造りを勉強したい気持ちはあったそうで、醸造技術者養成の通信講座を受けて、念願かなって沼津工業技術センターの河村先生について研修生として1年間勉強をしたそうです。そんな時に蔵人の一人が怪我で欠けたので、生まれて初めて酒造りを経験したそうで、それで、だんだん酒造りがおもしろくなったそうです 

その後、2006年せいか5代目のに社長に就任し、弟さんの正明さんと力を合わせて順調に成長しており、現在の生産高は1300石位だと思います。 

飲んだ正雪のお酒の紹介をします 

・ 雪 純米大吟醸 山田錦斗瓶どり 

Dsc_0113_2このお酒は兵庫県の山田錦35%精米の純米大吟醸の斗瓶どりで、中取りの部分を生のまま瓶詰めして、瓶燗火入れをしたものを低温で熟成したものです。 

酵母は静岡酵母のHD-1で、酒質はアルコール度数は見落としましたが、日本酒度が+3、酸度は1.1といかにも静岡吟醸を代表するスペックでした。 

飲んでみると酢酸イソアミルと酢酸エチルのさわやかな香りがたち、ちょっとシャープで少し後口に辛みを感じるバランスです。最近の静岡の吟醸酒は香りの低いものが多くなってきている感じがしていますが、このお酒はいかにもHD-1の香りが良く出ていると思いました。これも杜氏さんの実力なのでしょう。 

・ 正雪 純米大吟醸 備前雄町 

11181229271x361このお酒は岡山県の備前雄町45%精米の純米大吟醸です。このお酒の写真を撮りそこないましたので、インターネットから探してきましたが、たぶん同じものと思います。 

酵母は雄町の味を引き出すために、M310を使いましたが、M310だけでは発酵力が弱いので、静岡県酵母のNO-1をブレンドして使ったそうです 

残念ながら酒質は分かりませんが、日本酒度は±0くらいだそうです。飲んでみると香りは抑え気味ですが、カプロン酸エチルの香も、酢酸イソアミルの香もするお酒でした。 

口に含むと雄町らしい柔らかい甘いが広がり、後味でゆっくりと消えていく雄町らしい余韻を感じました。一言でいえばどっしりとした雄町ではなく奇麗な雄町の部類に入ると思います。 僕はこのお酒はお気に入りです。

・ 正雪 純米吟醸山田錦 

Dsc_0130_2このお酒は山田穂50%精米の純米大吟醸です。山田穂は山田錦の母親にあたるお米で、全国で栽培しているところは少なく、兵庫県の山田錦を栽培している近くで取れるそうです。 

山田錦よりはやや小粒で心白発生率も低いが酒造特性は良いけど、やや溶けにくいので味を出すのが難しいそうです。 

飲んでみると山田錦に比べるとふくらみが少なく、少しシャープで辛みを感じました。 

この瓶はラベルをよく見ると縞が入って売る特殊なもので、山田穂と愛山があるそうです。色は山田穂の純米吟醸はみどり、純米大吟醸は青緑のようです。 

2.麓井酒造 

この蔵は山形県の酒田市から北東に10KMほど行った八幡地区にある蔵で、鳥海山の麓にあるので良質で豊富な湧水に恵まれていますので、庄内藩主の酒井家の人から酒つくりをやらない手はないと言われて始まったようです。創業は明治27年で、麓と酒井家の井を取って麓井酒造としたそうです。 

当主の佐藤家では長男の久吉が回船問屋をしているときに、酒井家から醸造技術を学んで、明治26年に酒田市の南に酒蔵を立ち上げたのが、現在の初孫を譲する東北銘醸株式会社です。麓井酒造は久吉の姉が養子を迎えてその1年後に創業したそうです。ですから麓井と東北銘譲は今でも兄弟会社で、社長の佐藤淳司さんはは両方の蔵の社長を兼務しています。 

東北銘譲の生産高は約7000石と言われるほど大きな蔵ですが、麓井酒造は約500石とこじんまりとした蔵です。

蔵から専務取締役の佐藤市郎さんに来ていただきました。

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佐藤さんは夏は営業、冬場は酒つくりを担当しています。麓井酒造には杜氏の高橋幸夫さんがおられるので、市郎さんは酒つくり全体を管理しておられるようです 

市郎さんは蔵に戻る前はアサヒビールに勤務していて東京に住んでおられたので、吉祥寺にあるライブバー・イタリアンレストランの吉祥寺ストリングスに行くことがよくあって、ジャズが好きになったとのことでした。こんなところでジャズとの接点があるのですね。 

・ フモト井 純米大吟醸 

Dsc_0120このお酒は山田錦40%精米の純米大吟醸で、酵母は山形酵母のKAだそうです。山形酵母KAは熊本酵母系の流れを持つ酵母で、香りは抑えめですが、味をしっかり出す酵母だそうです。 

酒質はよくわかりませんが、インターネットでの情報ではアルコール度17、日本酒度+1、酸度1.6でした。 

飲んでみると香りは軽いですが、さわやかな酢酸イソアミル系の香りを感じました。口に含むと奇麗な甘みが広がり、後味にも少し甘みが残る感じでした。佐藤さんは日本酒度は+4ですと言われたので、どうして甘く感じるのかと聞いたら、今回はグルコース濃度を増やすようにしているからではないかといわれました。だから軽くても甘く感じて、しかも後味にも甘さを感じたのかもしれません。 

酒造りは奥が深いですね。

・ フモト井 純米大吟醸雪女神 

Dsc_0128このお酒は山形県が最近開発した大吟醸酒向けの酒造好適米の雪女神を35%精米した純米大吟醸です。雪女神は山形県の工業技術センターが開発したもので、山形県の出羽の里と宮城県の蔵の華をかけ合わせた品種です。 

雑味につながる蛋白質が少ない特性があるので、透明感がありすっきりしたお酒になると言われています。 

雪女神という名がついたのは去年のことで、それまでは山形104号と言われてもので、酒造好適米に女性的な名前が付くのは珍しいそうです。今年から山形県の各蔵で雪女神の醸造が始まりました。 

この蔵でも初めての造りでしたが、米の溶けが悪く、造ったばかりの今年の冬では味が薄くどうしようかと思っていましたが、秋まで熟成をしてやっと飲めるようになったそうです 

実際に飲んでみると、香りは山田錦と同じぐらいですが、味は口の中で少し膨らむ程度で全体に奇麗な、いかにも女神といった感じのお酒でした。 

・ 麓井のまどか 

Dsc_0133このお酒は山形県の美山錦55%精米の生酛純米本辛口の圓(まどか)です。独自の生酛造りで醸造した定番のお酒で、燗に向いたお酒だそうです。 

酒質はアルコール分16度、日本酒ぞ+7~+10、酸度1.4~1.5で、酵母は山形酵母です。 

飲んでみるとソフトな飲み口で後味が生酛独特の酸が奇麗に切ってくれる、辛いというよりはドライな感じのお酒でした。 

以上で飲んだお酒と蔵の紹介は終わりますが、ジャズを楽しみながらお酒を飲むのも結構楽しいものでした。

お客様のほとんどが日本酒を楽しむというより、ジャスを楽しんでいるようでしたし、お客様の質が日本酒の好きな仲間とは少し違った雰囲気が感じられました。これも主催した高橋さとみさんの雰囲気が醸し出すものなのでしょうね。

僕のように日本酒が好きなものにとっては、蔵元と色々お話ができる時間が多く取れたというメリットもありました。 

このような会を計画した高橋さとみさんのご苦労は大変なものだったと思います。また今回を陰でサポートしている高橋さとみさんの旦那様にもお礼を言いたいと思います。 

今年の末にまた開催されるようなので、また参加したいと思います

最後にさとみさんと演奏仲間との写真を高橋さんのFACEBOOKからお借りして貼り付けてみました。少し明るくしておきました。

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高橋さんありがとうございました 

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