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« 本金酒造の恒太朗さんは頑張っています | トップページ | 陸奥八仙の八戸酒造の訪問記 »

2015年1月23日 (金)

ほまれ酒造は大きいけど興味深い蔵です

白金の八芳園の槐樹で行われた第8回の蔵元さんと一緒に日本酒を楽しむ会に参加してきました。この会は会費は1万円と決して安くはありませんが、蔵元さんと直にお話しできる時間が長いのと、高橋料理長のお食事とのコラボレーションが素晴らしいので、しばしば参加させていただいている会です。 

今回ほまれ酒造の社長の唐橋裕幸さんが来られて、色々なお話を聞かせていただきました。このたびは暮れの金曜日に行われたので参加人数が7名と非常に少なかったので、まるで身内の会のような和やかな雰囲気で始まりました。

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最初の御挨拶の時の写真で、唐橋ユミさんの写真を持って、ユミの兄の唐橋裕幸ですとの挨拶からスタートしました。ユミさんはサンデーモンニングのアナウンサーなどで有名な方ですが、ユミさんの妹さんはプロの歌手なのは知っている方は少ないと思います。このように、素晴らしい才能を持った家族なので、幸裕さんの奥様のことも含めてこのブログの最後にまとめてご紹介しますので、最後まで読んでください。 

まずは、ほまれ酒造のことを御紹介します。ほまれ酒造は会津の喜多方市にある蔵で、創業は比較的後発で大正7年(1918年)に米問屋をしていた創業者の唐橋幸作さんが加納酒造を設立したのが始まりです。その後、大正10年に現在の地に本社工場を設立して、名前も唐橋酒造場に変えたそうです。そして昭和24年に現在の社名の「ほまれ酒造」を設立して現在に至っています。生産量は一時は2万石くらいあったそうですが、現在は1万石位だそうです。福島県では大手の蔵と言えます。 

ですから裕幸さんは4代目の蔵元社長だそうで、3代目の社長の唐橋幸市郎は以前福島県酒造組合の理事長をされるなど、外部のお仕事が多く、以前から蔵にはおられないことが多かったので裕幸さんは社長に代わるお仕事をしていたそうですが、東日本大震災の年の9月に社長になったそうです(現在41歳)。 

もうお気づきの方がいると思いますが、この蔵元になる人には必ず「幸」という名前が付けられています。ですから裕幸さんの長男には「なお幸」と名付けたそうです。なおの字はどんな字かは聞きませんでした。ですから裕幸さんは蔵を継ぐ宿命を持った人だったのですが、大学を卒業するまではそんな気持ちはなかったそうで、色々な経験をされている異色の経歴を持った人です。 

まず、高校は地元の高校ではなく独協埼玉高校を出て、成城大学経済学部経営学科に進学されました。(小渕優子の同級生だそうです) 直ぐにキリンビールの系列会社であるメルシャンに行くことになるのですが、その時には蔵を継ぐことを決意したそうです。その後MBAの勉強のためにサンフランシスコ大学に行かれて、30歳頃蔵に戻ったようです。独協高校はドイツ語の勉強があるし、アメリカでは英語を学んだと思うので、非常に語学が堪能な国際感覚を身に付けた方ではないかなと思います。 

でも蔵に戻る前はお酒造りの勉強はしていないそうで、蔵に戻ってから東広島の酒類総合研究所に研修に行ったり、福島県の清酒アカデミーに勉強に行ったそうですが、実際のお酒造りは直接のタッチはしておらず、会津杜氏の中島一郎さんにお任せしているそうです。 

この方が中島さんで、会津出身で新潟大学の農芸化学科を卒業され、1976年に入社して以来蔵で修業して、平成12年から杜氏をされています

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この蔵は7割が普通酒で、特定名称酒は3割くらいだそうですが、基本は手作りを大切にしながら、機械化できるところは積極的に進めてきたそうです。1割程度は小造りに特化し新しい酒造りにチャレンジしていて、全国新酒鑑評会や東北鑑評会で毎年のように金賞を取っている他、最近はIWCのゴールドメダルを取るなど、輝かしい成績を収めています。 

裕幸さんの酒造りに関連する思いを聞いてみましたが、次のようなことを挙げていただきました。 

・ 普通酒のレベルを上げて普通酒を復活させたいそうです。そのためには杜氏から色々勉強して、もっと良いお酒が作れる管理方法を確立したいそうです。 

・ 喜多方市だけでなく会津全体をアメリカのナパバレーのような街にしたいそうです。そのためにはお酒造りも大切ですが、色々な人が会津に興味を持って足を運んでみたくなるような、魅力ある町造りをしたいそうです。 

さすが、国際派の裕幸さんは考えている視野が広いですね。 

それでは早速の飲んだお酒をご紹介しましょう。9種類のお酒を飲みましたが、下の写真のように、綺麗に飾られていました

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いつものことですが、9種類のお酒はすべて違うグラスが用意されています。でも10個グラスがありますね。それはどこかで同じお酒が2回出てきたからです

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こんなところまで気配りしているのはこの会を企画している窪田理江子さんのセンスです。準備するだけでも大変ですよね。槐樹ならではの演出です。 

この会ではお酒に合わせて高橋料理長が事前にお酒を飲んで合わせた料理が出てきますので、今回はお酒の紹介とその時いただいたお料理を同時に紹介することにしました。 

1.無ろ過純米生原酒

Dsc_0558このお酒は会津坂下地区で造ったお米の華吹雪を使っています。華吹雪はもともと青森県が開発した酒造好適米で、耐冷性、耐病性を目的としたお米ですが、心白発現率は良いが、心白が大きく高精米が難しいので、大吟醸には向かないが純米に向いていると言われているお米です。 

この華吹雪を58%精米した純米酒の26BYの無ろ過生原酒で、酵母は協会9号です。日本酒度は+4のやや辛口ですが、しっかりした旨みと新酒らしいさわやかな香りと呑みやすさが素敵なお酒でした。 

新酒にもかかわらず柔らかさのある味わいがあるのは、搾って方1週間置いてから瓶詰をするからだそうです。細かい気配りが良いですね。

2.會津ほまれ 華吹雪仕込み純米酒 1年熟成酒

Imgrc0062008909_4写真を取り忘れたので、ほまれ酒造のホームページからお借りしました。このお酒は1の新酒と同じお米。同じ精米度の純米酒ですが、酵母は福島県の開発した酸の出にくいTM-1を使用しています。

このお酒を5℃のタンクで1年寝かせた熟成酒です。低温タンクを用意しているのはさすが、ほまれ酒造ですね。そのタンクのお酒を2回火入れして瓶詰めした純米酒です。 

飲んでみると1の新酒とは全く違うお酒で、熟成香がするので、新酒の香りはありませんし、2回火入れしているので旨みも減っていますが、熟成香を気にしなければ、呑みやすいお酒で、お燗が合いそうな気がします。

ここで高橋料理長の裏技が出ました。それは本物のトリフを入れたお燗酒です。不思議なことにあの熟成香がなくなり、ずっと飲みやすくなりました。トリフの香りは良く知らないけど、なんとも言えない別の香りが漂います。

 このトリフのお燗を見てもらいましょう。上に乗っているのがトリフです

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この二つのお酒に合わせてでてきたお料理は膳采です鴨の煮もの、ほまれ酒造の酒粕を使った奈良粕豆腐、イカニンジンとマグロづけ寿司でした。おいしそうでしょう

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3.純米吟醸生原酒 雲嶺庵

Dsc_0559雲嶺庵は蔵元が所有している直売店の名前で、もまれ酒造の敷地内の日本庭園の中にあります。この庭園は昭和25年に敷地内の原生林を生かして出来たのもで、1300坪の広さがあるそうです。キヤキ、モミジ、桜などが四季折々に風情ある景色を見せてくれるので、多くの人が見学されるそうで、しかも無料です。

このお庭から雲の間に磐梯山の山頂を見ることができることから、ここを訪れた元東大教授で文学博士の綿貫哲雄氏が雲嶺庵と命名したそうです。

さて肝心の雲嶺庵のお酒ですが、喜多方市で栽培された五百万石を50%精米した純米吟醸で、酵母は福島県で開発した「うつくしま夢酵母」を使っています。

飲んでみると1番のお酒よりは線が細いけどきれいな旨みが感じられるお酒でした。この蔵の一番人気なお酒だそうですが、この直販店か楽天市場のネットでしか買えないお酒だそうです。

4.純米大吟醸 生原酒 幸作

Dsc_0557このお酒は酒母だけを五百万石50%精米を使い、醪には40%精米の山田錦を使っているそうです。山田錦は手に入る時期が遅いので、酵母だけを早生の五百万石を使うのだそうです。ですから五百万石は6%しか使わないそうです。こんなやり方は初めて聞きました。

ですから厳密には大吟醸と呼べないのですが、国税局に認可を得て純米大吟醸と呼んでいるそうです。

幸作は創始者の名前からつけたものですから、この蔵で最も高級なお酒として名付けたものだそうです。この酒は純米大吟醸の良いところだけを取り出して造ったものです。この蔵には幸作と名付けない純米大吟醸もありますが、4号瓶で3000円で、幸作の5000円より割安です。

飲んでみたらしっかりした味わいで気品のある香りが楽しめて、後味の余韻もしっかりしているけど綺麗で、切れも滑らかで、さすがだという感じです。

この二つに合わせてでた料理が「こづゆ」です。こずゆは会津の郷土料理で冠婚葬祭に良く出る料理だそうです。

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牛蒡、粟麩、インゲン、椎茸、里芋、白滝、赤蒟蒻、貝柱を貝柱の出汁で煮詰めた物のようです。普通の郷土料理より綺麗に仕上がっていました。

5.會津ほまれ 大吟醸

04041634_4f7bf9939b59a_4このお酒も酒母に50%精米の五百万石、醪に40%精米の山田錦を使った大吟醸です。酵母は幸作がM310に対して協会9号を使っているそうです。 

飲んでみると、香りは控えめですが、味わい深さと、切れがあってお料理には合わせやすいと思いました。 

この大吟醸がIWC2014にゴールドメタルを取ったそうで、去年は純米大吟醸はゴールドメタルに輝き、引き続きの受賞になったようです。 

このお酒に出された料理は鰤の粕汁でした。ほまれ酒造の酒粕を使ったものですが、練粕はコレステロールを下げる効果があって、最近注目されているそうです

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6.4段仕込み 濁り酒

04041634_4f7bf9753f4ee季節限定の毎年10月に販売されるにごり酒です。

通常のお酒は3段仕込みですが、4段仕込みで甘さを出したにごり酒です。お米は麹米が68%精米の五百万石、掛米が70%精米の一般米を使っていて、普通酒と同じように醸造用アルコールや糖分を添加しているそうです。 

糖類を入れるのなら4段仕込みをしなくてもいいと思うかもしれませんが、発酵ででる甘さは糖分とは違った柔らかい甘さになるのだと思います。 

飲んでみると確かに甘さを感じますが、フレッシュな香りと酸味とバランスしたさわやかな甘みで、すっきりとしてますが、味はしっかりしているのでどんな料理に合わせるのでしょうか。 

鍋に合うお酒と言われていますが、高橋料理長は何を合わせたのでしょうか。鰯のまる干しを藁でくるんで蒸したものをフライにした藁薫まる干しフライでした。まる干しの鰯の苦みをにごりの甘みで抑える狙いのようです食べてみるとお酒を飲みながらでないとだめというほどピッタリの感じでした

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6番目は再度純米大吟醸の幸作が出てきましたが、少し温度が上がった幸作はとろみ感が出てきて、一層おいしく感じました。お酒は温度で全然変わるのですね。 

この幸作に合わせて出してきたお料理ねぎ蕎麦でした。會津ではお蕎麦をねぎ1本でた食べるといいますが、今回はねぎとワサビをつかたお洒落そばでしたね。

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7.ゆず酒

Yuzu_image_2このお酒はゆずと純米酒との絶妙なコラボレーションで生まれたお酒です。純米酒は華吹雪70%精米の純米酒で、ゆずは720mlに対して約7個分のゆず果汁が入っているそうです。 

アルコール度数は10度、日本酒度はー72、酸度は14.7ですから甘くて酸っぱいですが、飲んでみるとゆずの香りが凄いのに驚かされます。でも甘さが柔らかく、スイート飲めてしまい、癖になりそうは味わいです。 

日本酒が嫌いな女性でも飲めてしまいますが、アルコールが10%もあるので、弱い人は危険ですね。ロックやソーダー割がお勧めだそうです。1合1420円(税込)だそうです。

 

8.純米長期熟成酒

Dsc_0555この熟成酒は普通の熟成酒ではありません。米麹100%で造ったお酒なので、甘みと酸味が強い味になっているので、食後のデザートワインのような狙いを持ったお酒だそうです。 

お米は五百万石と華吹雪58%精米の米麹で、日本酒度はー20、酸度は3.1、アルコール度は18%で、それを約10年弱熟成させたお酒です。色は琥珀色になり熟成香強いですが、飲んでみると香りが気にならなくなります。 

口に含んだ時の当たりが柔らかくて、甘みと酸味のバランスがよく、後に残る甘みの消え方がきれいで、ちょっとハマってしまう熟成酒でした。 

ゆず酒と長期熟成酒に合うお料理なんであるのでしょうか。高橋料理長は鶏と果実(柿とリンゴ)の酒粕グラタンに合わせました。これがピッタシなのには驚いてしまいました。さすが、高橋さんの技ですね。

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9.搾りたて生 本醸造生原酒

Dsc_0562_4このお酒は昔からのヒット商品のようで、華吹雪65%の本醸造の無ろ過生原酒です。酵母は協会9号で、アルコール度数は18~19度と高濃度ですが、日本酒ぞはー6で甘口です。 

飲んでみると本醸造にもかかわらずアルコール添加の辛さは感じません。生原酒のフルーティさを感じつつ、しっかりしたうまさが口に広がりますが、後味が切れてきます。これは酸度が1.8もあって良いバランスになっているからでしょう。とても本醸造には思えません。 

これが2260円(税込)はとてもコストパフォーマンスが良いお酒だと思います。 

さて、このお酒に料理長はどんなお料理を持っていくのでしょうか 

目光のから揚げでした。このお酒はどんなお料理にも合うような気がします。

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これで飲んだお酒とそれに合わせてでてこられたお料理の紹介を終わります。ほまれ酒造は大きな蔵ですが、どのお酒も特徴があり、味わい深いものが多い気がしました。さすが安定したお酒造りができる蔵だと思いました。 

最後に唐橋社長と高橋料理長と営業の清水さんの写真をご紹介します。料理長は事前に全部のお酒を飲んで、メニューを作っているのには脅かされます。

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それでは最後の最後に唐橋裕幸さんの妹さんと奥さまのご紹介をします。 

唐橋ユミさん 

左が蔵のポスターの写真で右がアナウンサー姿のメガネ美人です。

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唐橋家の長女として生まれ、唐橋裕幸さんの妹になります。地元の高校を卒業後、実践女子大学の英文科を卒業後、高橋圭三塾で学んで福島のアナウンサになり、現在はフリーのアナウンサーとして活躍しています。 

現在出演しているのはサンデーモーニング(日 08:00~09:54 TBS)、センニュウ★感(日 24:35~25:05 テレビ東京)、バイキング(水 11:55~13:00 フジテレビ)、コロッケ千夜一夜(金 21:00~21:54 BS日テレですが、僕はコロッケの番組が好きです

今は城西国際大学の非常勤講師も務めているようですが、何を教えているのでしょうね。もう今年で40歳になりますが、まだ結婚されていないのが話題になっていますが、心配ないです。 

唐橋宙子(ひろこ)

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唐橋宙子さんはユミさんの妹さんで、玉川大学文学部芸術科卒業後プロの歌手として活躍されています。クラシックから童謡まで幅広く歌っておられます。現在は結婚されて今ではchuumamaと言われて、自分のブログも持っています。ソプラノできれいな声で唄っておられます。そのURLを付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=mEpWm4DS1pA 

唐橋家は凄い才能を持った家柄なのですね。

そこに嫁いだのが唐橋美由紀さんです

E565d64bf3bb76f634c49f2bbb3beafc791とても綺麗な方でしょう。裕幸さんとはメルシャン時代にお会いしたそうで、その後7年間のお付き合いをして結婚したそうです。アメリカ留学中は長距離恋愛だったのですね。 

今では2児の母で、ほまれ酒造のネットショップ楽天市場店の店長をされています。 

唐橋美由紀の名前でgoogleで検索してください。僕が取った写真が出てきます。勿論僕が書いたブログにもたどり着きます。 

最後の最後に僕が撮った唐橋夫妻の写真をお見せいたします。持っているお酒が違いますね。これで何時取ったかが分かれば酒通です。

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