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2011年5月20日 (金)

早春・田光の早川酒造って知ってます?

僕が最近よく蔵元の会に参加している神田の「醇」で、三重県の早川酒造の蔵元を囲む会が開かれましたので、参加してきました。参加してからもうだいぶ経つのですが、ちょっと仕事が立て込んでいたので、やっと時間を作ってブログ書きを開始して驚いたのは、いつも会話の内容を録音していて、それを参考にしながら書くのに、誤って消してしまい、ショックで真っ青になってしまいました。それでも気を取り直して、いつもとはちょっと変えて書くことにしました。

まずは最初に蔵を紹介します。早川酒造は三重県の四日市から北西に行った山郷にある蔵で、鈴鹿山脈の釈迦ヶ岳の雪解け水が湧き出してくる水のよいところにあります。この蔵はとても小さな蔵で今の生産高は150石くらいなので、完全に家族だけで造りをしています。

蔵元で杜氏をしている早川俊介さんの息子さんの俊人さんが東京農大の醸造学部を卒業して蔵に入ったのが3年前です。俊人さんは蔵に入る前に山形県の酒田酒造で佐藤正一さんに酒造りの教育を受けていますが、これは大変勉強になったとのお話でした。

とても小さな蔵ですが、1回の造りの量は総米で700kgという大きさです。この量は通常の蔵では出品酒などの特別な時に造るほどの小ささなのです。しかも搾りは木槽搾りで大変手がかかる搾りをしています。ひとつひとつ丁寧に作っていることがわかります

俊人さんが蔵に入ってから、色々なjチャレンジをして情報発信をしていますが、その一つが田光というブランドです。これがどうして生まれたかは後でゆっくり紹介しましょう。この小さな蔵のお酒を醇さんに紹介したのが日本橋人形町ににある佐々木酒店の佐々木邦秀さんです。

左の方が佐々木さんで、右の方が蔵元の早川俊人さんです。お二人とも若いですよね。佐々木さんの歳は聞いていませんが、俊人さんは28歳だそうです

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今まであまり紹介していませんが、醇さんの凄いところは試飲するお酒に合わせてお料理が出すところです。普通の蔵元会では出すお料理は決まっていても、お酒に合わせて出すところはここしかありません。これをするためには、飲んでいただくお酒のペースをお料理に合わせなければなりません。ですからお酒を勝手に飲んでもらうことはないのです。全部お店でグラスにあらかじめ注いでから、グラスをお客様に配るのです。とても手間がかかるし、時間もかかります。こんなことは誰にでもできることではありません

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右の方が店長の醇さんで、左の方が早川俊人さんです。今日のお料理のメニューを見てもらいます。読みにくい人は写真をクリックしてください。

Photo

さてお酒の順番はどうでしょうか。これを見てください

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よく見てください。1番のお酒は別として他は早春の純米吟醸の美山錦、早春の特別純米酒、田光の純米吟醸の雄町の3種類の造りの違いだけです。これにどんな料理を合わせるのでしょうか。その点をご紹介しながらお酒を紹介したいと思います。

1.ファンタスティック(活性にごり 生)

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このお酒は滋賀県産の日本晴55%精米の特別純米酒を常温で瓶内発酵させて、その後3度で2年間熟成させたお酒です。写真のように白く発泡しています。シャンパンのような細かい泡が出るのは熟成したためのようです。しわしわ感はあるけど、コクがあって、複雑な含み香がある不思議なお酒です。これも俊人さんの技の一つかもしれませんね。

このときのお料理は稚鮎煮おろし、山菜の胡麻あえ、一口手こね寿司です。

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2.純米吟醸 中取り火入れ  3.純米吟醸 無ろ過中取り生酒

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早春純米吟醸は昨年までは五百万石を使用していましたが、今年から長野県の美山錦を使用したそうです。精米度はすべて50%です。だから大吟醸クラスといえます

2番のお酒は口に含むと上あごに味と香りが抜けていく感じで、後味にちょっと辛みを感じました。3番の無ろ過中取りは弱い酸味がするものの、口当たりが柔らかく、香りがあって余韻が楽しめるお酒でした。

このお酒には伊勢湾の鮮魚のしめサバと石鯛の2種盛りでした。

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4.純米吟醸 吊るし搾り火入れ  5.純米吟醸 荒ばしり 生酒

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4番のお酒はこの会のために特別に絞った雫搾りのお酒です。とても信じられないほど柔らかく、丸みを感じるお酒で、このお酒の良いところが旨く引き出されていました。これは旨かったね。搾りでこんなに違うのですね。

5番のお酒は口に含むと上あごに味が広がって奥に行くとすうっと消えていく味わい深いバランスのお酒になっていました。オリが少し入っているせいでしょうかね

このお酒には蛤真丈のあおさ汁が出てきました。

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6.特別純米 中取り火入れ  7.特別純米無ろ過中取り原酒

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6番のお酒は滋賀県の日本晴55%精米の特別純米です。とてもさっぱりして優しい味が広がり、バランスの良い飲みやすいお酒です。常温ですいすいと飲めるお酒ですね

7番の特別純米は麹米が雄町で、掛け米が日本晴の無ろ過生原酒です。6番のお酒よりずっとまったりしていて、含み味が残るしっかりしたお酒です。後から酸味が追いかけてきますが、旨みに押されてひっこんでしまう感じでしたね。

このお酒には鰆の木の芽味噌焼きが出ましたが、ピッタリという感じでした。さすが醇ちゃんはすごいや。

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8.早春 特別純米 中取り原酒 火入れ

Img_3103_27番のお酒と並べて取った写真しかありませんので見てください。

たぶん7番のお酒を火入れしたお酒でしょうが、とてもマイルドな立ち香が広がり、ずっと奥に広がった後きれいに消えていくお酒に代わっていました。7番か8番かは好みの問題でしょう。

このお酒にはあいまぜという酢のものが出てきました。酢の切れ味のよいものでした。

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9.田光 純米吟醸 無ろ過中取り生 雄町50%精米

Img_3104 田光(たびか)は俊人さんが酒田酒造で修業した時に飲んだ雄町の酒の味が忘れられなくて、自分の蔵でも雄町にチャレンジしてできたブランドが田光です。

平成20BYから始めたブランドですが、その名前は蔵の近くに流れる田光川にちなんでつけたそうです。

口の中で膨らみ方が柔らかく、ゆっくりと口の中を抜けていくという感じで、柔らかい酸味の中に甘みが強く感じるお酒で、なかなか面白いと思いました。もっと雄町らしさが出るといいけど、これからが楽しみですね。

このお酒には鶏と新じゃがのたき合わせが出ました。このバランスも良かったと思います。

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10.田光 純米吟醸 中取り 雄町火入れ

Img_3106_310番のお酒は9番の火入れです。

9番に比べるとすべてがすっきりして、膨らみがなくなっています。確かにきれいなふくらみは感じるけど、全体的にシャープになり雄町らしさが消えてしまいました

最後の料理として伊勢うどんで〆ました。

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最後に今回飲んだお酒をずらりとご覧ください

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これで紹介は終わりますが、早川酒造はいずれ早川俊人に時代になるでしょう。とても丁寧に酒造りをしていますので、これから長い目で見守って行きましょう。きっと凄い酒を作ってくれるでしょう。米の味をしっかり出せる蔵になってもらいたいのもですね。

頑張れ俊人さん・・・・・・

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コメント

田光を初めて呑んだ時に、ちょろちょろっと調べましたが、俊人さんは東農大のアメフト部だったかと。体は小さいですけど。ポジションは、、今度聞いておいて下さい。(笑

酒呑親爺さん コメントありがとうございます。

僕も本人に確認したわけではないけど、どこかのブログでアメフト部であることを読んだ記憶があります。
でも佐藤正一さんに学んだとは驚きましたね。佐藤正一さんも東京農大出ですから当然かもしれません。

釈迦ヶ岳は登りましたがおいしいお酒の源だったのですね。
いつも肴がおいしそうでうらやましい限りです。

yokohamasogo さん いつもいつもありがとう。
蔵には行っていないけどそういうことなのでしょうね。
これからが楽しみな蔵です。

はじめましてm(__)m
親爺さまがいる。
大変興味深い素晴らしい記事で熟読させていただきました。
佐藤杜氏さんのところで修行されたのですか。
それはこれからがもっと楽しみですね^^
お酒と合わせたお料理が素晴らしくてほぉ~っと唸っておりました。
また器もいいですね♪
お酒の会でここまで蔵の地元の食に合わせてまたお酒とのマリアージュも考えられたメニューってそうそうないと思います。
わたしも三重のお酒を昨晩いただいたばかりです。
三重酵母を使われているのでしょうか?
たびかって読むんですね、憶えました(笑)

あみりんさん 初めまして。こんなにほめていただけるなんて光栄です。

確かにお酒とお料理をここまで合わせることに心を配っているのは醇さんだけかも知れませんね。

醇さんのブログを見ていただいて、気に入ったイベントがあれば参加されたらどうですか。僕は6月8日のイベントに参加します。

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