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2009年7月19日 (日)

東北泉 高橋酒造店訪問

先日の第10回日本酒学校 酒セミナーのオープニングパーティの翌日、竹の露さんが企画した酒造バスツアーに参加してきました。8時に東京第一ホテル鶴岡を出発し、(実際は前日の2次会で飲みすぎてバスの遅れた方もいて少しちょっと遅れました)、ほほ予定通り「東北泉」の高橋酒造店に到着しました。

東北泉は山形県の酒田から20KM程北の吹浦にあります。もうすぐ秋田県に近いところですが、冬でも雨が降るほど比較的暖かいところだそうです。

Img_3128僕たちの到着を社長の高橋千賀さんと杜氏の神理(じんまさし)さんが迎えてくれました。高橋さんは風邪をひかれたようでマスクをされていました。お隣の方が杜氏の神さんで、蔵を案内していただきました。

東北泉といえば瑠璃色の海の雄町らしいあの味は忘れられませんが、あの味がどんな蔵から生まれてくるのか興味深々でした。

杜氏の神さんは穏やかなやさしい感じの人でしたので、あの味は神さんのハートから生まれたのか、社長の女性の感性から生まれたのかどちらでしょうか。聞くのを忘れてしまいました。

背景に見えるのが蔵の建物ですが、一見工場のように見えますが昔からの造りの建物です

この建物に入ったすぐのところに写真のような井戸水のポンプがありました。ここの地下水は豊富で地下7mしか掘らなくてもどんどん出てくるそうです。鳥海山の伏流水なのでしょう。

Img_3130

Img_3133

左の白い配管が見えるのがポンプで、右のタンクが高架水槽です。ここからトイレ以外のすべての水が供給されているとのこと。この水は中軟水だそうですが、ミネラルが多く、蔵の命なのかもしれません。水の管理にはずいぶん気を使っておられました。お酒つくりの時期は問題ないのですが、酒つくりをしないときは毎週タンクを空にしてきれいにして、使っているそうです。

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麹室の写真です。左が麹を寝かすとこですが、蔵の生産量は現在700石と少ないので、杜氏が指さしている大きな箱は使っていないそうです。右の写真は最近導入したハクヨーの製麹装置で麹の専門家いなくてもできるのと、夜の泊まりを1人す効果があるそうです

1段に20kgいれるので、1台に5段あって3台が1セットなので、300kgの麹をつくることができるそうです。完全に機械に任せているのではなく、毎日夕方には手入れをしているそうで、全自動の装置といえどもまだ人が介入して管理していました。この装置はコントローラーや除湿装置を入れて1セット3000万円するそうです。大変高いものですね。右の写真に写っているひとは白露垂珠の相沢さんですが、うらやましそうに見ているのが印象的でした。

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ここは仕込みタンク室です。296とかいてあるタンクは3トンタンクですが、大きすぎて今は使っていないそうです。使っていないタンクでもきれいに塗装されていてピカピカでした。

仕込み蔵の天井は毎年仕込みを始める前にきれいに掃除をして使い始めるそうです。全体に掃除がきちっとされていてきれいなのに感心しました。薄緑色のタンクが1.5トンタンクで特製の2重ジャケットで冷却できるように改造されていました。たいていの蔵は水冷ジャケットをまいて使っていますが、ここでは独自に改造したタンクを使っています。

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ここが絞りの工程です。手前に佐瀬式の槽で、奥にやぶたが見えます。通常のお酒はやぶたを使いますが、大吟醸と純米吟醸の一部に槽絞りを使っているそうです。

最後に見せていただいたのはコンテナ式の貯蔵庫です。ここには1升瓶が3000本入るコンテナが24個あるので、総量は7万2千本ですので、ちょうど1年で生産したお酒がすべて入ることになります

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この写真がコンテナです。コンテナ一つ一つが別々の温度制御ができるのて、生酒の場合はマイナス2度から5度にしているそうです。また火入れしたのもは普通10度でかんりしているそうです。こんな広場にどんと置いていて、盗まれないのかなとちょっと心配になりました。

コンテナのところから蔵のほうを見ると煙突が立っていました。まら蔵のほうに戻っている時に気がついたのですが、この煙突は和釜蒸気を引きこんでいる換気フードとつながっているように見えましたが、違いますか。

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和釜の上にこんな換気フードがついている蔵は珍しいと思います。これは蔵の環境対策の一つでしょう。

この蔵は決して新しい設計の蔵ではありませんが、操作の流れはわかりやすいし、清掃がきちっとされていることや、結構新しい装置だ導入されていることから、新旧のバランスをうまくとっている蔵だと思いました。

これからも新しいものへのチャレンジをしながら、おいしいお酒を作ってください。

高橋社長、神杜氏さんお忙しいところありがとうございました、。

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コメント

こんにちは。
(出不精の親爺とは違って)Qchanpapa様は、各種のイベント等に積極的に参加されて、本当に行動範囲が広いですねぇ。
東北泉はこういうところで醸されてるんですね。
写真も豊富で大変参考になりました。
ハクヨーの製麹装置を羨ましげに見つめる白露垂珠の相沢さんの目線がピューリッツァー賞ものです。(拍×笑
クリックして帰ります。
ところで、TGCって何の略ですか?お差支え無ければ。。

いつもコメントをいただき感謝しています。
TGCというのは僕が定年近くに働いていた会社の頭文字で、その会社で日本酒の会を開いていたので、その名前を使ったのですが、今では誰も書いてくれません。見てくれているとは思うのですが。

酒蔵はいろいろと違いがあるのですね。だからお酒がいろいろ仕込みによってかおりや飲み味がかわってくるのかな。

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